Tateki Matsuda

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高校球児がアメリカに渡りUFCデビューするまで

プロレス格闘技マガジン『Dropkick』様より、スペシャルインタビューを受けました。ジャン斉藤氏とのインタビューを少し掲載します。有料ウェブマガジンならではの、よりコアなプロレス・格闘技コンテンツとして制作されています。

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現在UFCに参戦中の松田干城は、アメリカのボストンを拠点に活動しているバンダム級の日本人ファイター。アメリカでMMAを学び、試合経験を積み、UFCとの契約を果たした。日本人格闘家としては異色の経歴を持っている――。

――高校のときは野球をやられていたんですよね?

松田 はい。桐蔭学園の野球部でした。

――多くのプロ野球選手を輩出した名門校野球部ですよね(笑)。高校卒業後にアメリカに渡られたわけですが、どういう目的で渡米されたんですか?

松田 スポーツ科学の勉強ですね。いわゆるスポーツを学問として学ぶというか、それはコーチングやトレーナー、生理学、あとスポーツマネジメントなんかもですね。そこの分野はアメリカのほうが日本より進んでいるという事実があるのと、日本でスポーツ科学を学ぶところは限られていたんですよ。それにアメリカの大学に進学するイコール、語学の習得にもなりますので。
――アメリカ留学の話はいつ頃から考えていたんですか?
松田 高校3年生の春ですね。野球部引退直前。自分らの代の野球部は甲子園に出たんですが、一般の学生は進路のことで忙しいんですけど、自分の場合はそこまでは野球ばっかりの生活だったこともあって、何も考えられなかったんですよね。そんなときに、たまたま友達が海外留学のパンフレットを持っていて「あ、こういう道もあるんだ」と。
――そういった方面で何か仕事をしたいという考えもあったんですか。

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