ジゼル＝ブンチェン

公式サイト(英語)とFBページの両方で告知させていただきます。リオ五輪で最後のキャットウォークを披露した地球上で一番稼ぐスーパーモデルのジゼル=ブンチェンのトレーナーをやってます。彼女自身が公にしている事以外は守秘します。インタビュー等で話している通り、週3回ハードなトレーニングをTatekiメソッドでトレーニングしています。

2年前のアンダーアーマーによるキャンペーン“自らの揺るぎない意志こそが人（アスリート）を強くする”と謳う「I Will What I Want」を実施しています。無機質な空間でサンドバッグを蹴っているのを見せたジゼルのスキルは皆さんの記憶に新しいと思います。彼女が同社のキャンペーンCMに登場すると決まった時、賞賛のツイート以上に、様々な批判的なツイートが飛び交ったらしく、“綺麗”や“女性のあこがれ”など肯定的なツイートと共に蔓延った、“ただのモデルがスポーツできるの？”“素直にモデルをやってればいいんだよ”等の批判的なツイートもすべて実在し、それが映像に映し出されました。

周りがなんといようとも彼女は自分の意思を貫き、トレーニングに励む様子を映し出されています。「どんなプレッシャーや批判があっても、自らに成し遂げられることはたくさんある。批判を無視する強さを持ち、自分がやりたいことに集中することにより、強い意思と自信が生まれる」と話すジゼルは様々な批判を文字通り背景にして、自身のトレーニングに集中しています。

この動画のようなトレーニングとメンタルを持って誰にアピールするわけもなく、2人で黙々とトレーニングを積んできました。タテキを一人の格闘家として認めてくださり、尊敬してくれた事に関しては感謝以上の気持ちで溢れています。ある日、妹のハフィが一緒に来て３人ノリノリだった日のミット打ちがジゼルのインスタで公開されました。

"強い意志があれば強くなれる。自らの揺るぎない意志こそが成功の秘訣である"

決してジゼルはスタイルの維持や腹筋を割るために自分とトレーニングをしている訳ではありません。ミット打ちをご覧になれば察しになると思いますが、スキルがないとあのようなスムーズな動きになりません。格闘技のトレーニング以外にケトルベルやバンドを使用し、タテキ特有のストロングファーストやFMSのメソッドを取り入れた手法です。タテキもダイエット目的の女性をトレーニングしているつもりではありません。ガチンコのファイターをトレーニングするつもりでいつも彼女と向き合っています。

アンダーアーマーのCM動画を何回も見て、彼女に必要な動きを研究しました。インスタグラムの動画で見られる動きは1日2日で習得できるスキルではありません。彼女の努力と集中力の賜物です。何より嬉しいのは同じように日々鍛錬に育む我々格闘家に対するリスペクトです。常に学び続ける、挑戦し続ける姿勢は世界一のスーパーモデルになった今でも辞めることはありません。

そんな思いや姿勢、努力の結晶がアウトプット として世に出回り、多くの人が活気づいたと思うと嬉しく思います。運動始めるきっかけでもいい、挑戦するモチベーションが上がるきっかけでもいい、内なる自分を高める事に集中すれば「外」に出てくるエネルギーはこんなにもポジティブなエネルギーになるのかと間近で見ることができて本当に貴重な体験だと思いました。

引き続き、彼女のサムライとして黙って「自分ができること」に集中します。