Tateki Matsuda

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TB12ボストン オープン記念レッドカーペット

トムから直接お礼を言われ感無量です

光栄な事にNFLの頂点に立つ現役の伝説トム=ブレイディ 氏のプライベートブランドTB12(Tom Bradyのイニシャルと背番号12)スポーツセラピーセンターボストン店のオープン記念式典に招待されました。ニューイングランドペイトリオッツの本拠地、ジレットスタジアムの施設内にあるフォックスボロ店につぐ2号店がオフィシャルにボストンのど真ん中にオープンです。マスコミにも注目され外は野次馬と取材陣で埋め尽くされました。この歳でレッドカーペットの上を歩けるとは夢にも思いませんでした。

 TB12の商品開発に携わった身として、チームのみんなと共に達成感に溢れました。トムが来日した2017年の夏から日米による試行錯誤と多大なる日本企業の努力の結晶が最終的にアメリカで販売され、新しい施設に積み上がった商品とプロショップに販売されて並ぶローラーとソフィアを見て涙が出そうになりました。

トムはトレーナーのアレックスと共に、2013年9月にTB12スポーツセラピーセンターを立ち上げ、TB12の幕開けとなるこの施設はトムが選手生活のなかで学んだことを他のアスリートに伝え、彼と同じように「長いキャリアを築いてもらいたい」という思いから始まりました。

今となってキッズから老人まで、約3000人の治療やプライアビリティセッションをしてきたそうです。規模を拡大するうえで、ただのスポーツセラピーセンターではなく、さまざまな商品を売るようになりました。書籍『TB12メソッド(The TB12 Method)』は2017年9月に発売され、数カ月後にはTB12メソッドのモバイルアプリの提供を開始しました。トムの活躍と共にボストン進出は始まりにすぎず、ニューヨークとロサンゼルスにも出店する予定とのこと(その後、シカゴ、サンフランシスコ、ヒューストン、マイアミ、ロンドン、そしてトロントにも…という計画があるそうです)

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株式会社ドリームファクトリー代表取締役 井上社長とトム =ブレイディ氏

keep Going 継続は力なり

自分を含め、多くのアスリートが怪我やリハビリ期間中に現役続行や復帰を諦めることを想像してしまうことがあると思います。タテキ自身、筋力トレーニングやスパーリングなどの「厳しくて辛いトレーニングが最高のパフォーマンスへの唯一の道である」という考えに囚われていました。昭和末期生まれの世代で、殴られて育ちましたし、我慢することは当たり前で伝統的な体育会系出身の身でありながら元野球部の格闘家なので、「やり過ぎオーバーワーク」のラインを見つける事にいつも苦労していた過去があります。はい、、、

今でもトレーニング量をコントロールして自分のコンディションを常にベストに保つ事は難しいです。 そしてトレーニングしすぎた後にいつも「もう20代じゃないんだ、、、」と後悔する事もありました。自問自答し続けて言う事を聞かない身体に何百万回も同じ事を繰り返していましたが、もう悩むことは辞めました。

ネガティブな考えやバイブスは絶対パフォーマンスに返ってくるからです(別にタテキの考えを無理やりアピールしているわけではありません)昨今は迷ったらストレスやコンディションを可視化できるウェアラブルがありますし、1日無理しても次の3日を無駄にするなら今日の80%に満足する日も徐々に増えました。

毎日のトレーニング量/質に対して妥協しているように聞こえるかもしれませんが、TB12のプライアビリティ製品開発に取り組む機会を得た後、柔軟性と筋力と常時最良のパフォーマンスを発揮できる状態の違いをより深く理解しました。その結果、トレーニング量を減らし練習セッションの時間を短縮しても満足な日々を送れるようになりました。何より強くなっている実感があることがプロ格闘家として一番の定規だと強く思えるようになったのが一番の成長です。自信がないから自信をつける為に辛い練習を意味もなくすることは選手生命を短くしますし、何よりも勝つための練習にはなりません。

タテキのように「できるだけ高いレベルで長く活躍したい」というようなプロのアスリートだけのものではなく、現役を退いても日常生活にプライアビリティは必要不可欠です。少なくとも自分は歳をとってもアクティブでいたいし、孫と一緒に走り回ったりキャッチボールをしたいです。身体の可動域を維持したり、筋肉の慢性的なコリを事前に防ぐことは体内の炎症を減らします。このようなライフスタイルは長寿のためには必要最低条件だと思います。

現にヘルスコンサルタントとして、TB12と全く同じではないですが、タテキのクライアントに似たようなコンセプトを提案します。ワークアウトにはケトルベルやFMSのエッセンスが強いですけどね。大事なのは「ホリスティック」(全体的)なアプローチというのがタテキのそれと類似します。ホント、日々勉強ですね。

まあ、これがTB12スポーツセラピーセンターが自分にとって特別な場所である理由です。 「有名なNFLプレーヤー」や「レッドカーペットセレモニー」で「会ってきたー」や「行ってきたー」というブログではありません。製品開発だけでなくTB12セラピーセンターで人生の最悪の瞬間(手術後のリハビリ中の暗闇)と最高(ボストン店オープン記念ガラの夜)の瞬間をTB12ですごしました。製品開発を通じて、人体解剖学、生理学、物理学の新しいことも学びました。人として、そしてプロのアスリートとして成長する機会をいただいた事に感謝しています。

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TB12 & Doctor Air

TB12とドクターエアの架け橋になれたことを光栄に思います。自分と日本のドクターエアチームがボイルストンストリートの新しい施設を訪れ、上の写真のようにプライアビリティ製品を見たとき、チームの皆さんが感動しているのを横にタテキは泣きそうになりました。(いろいろあったなー)

実現するために長い道のりでしたが、今までの苦労やハードワークが報われました。プライアビリティ製品はグループクラスに使われるそうです。新しいボストン支店では地上階がプロショップでオンラインストアと同様のグッズが販売され、トムお気に入りのレシピで作ったTB12プロテイン入りスムージーを販売するバーも設置されています。地下が完全予約制のプライベートセッションと、グループクラスが行われるスタジオがあります。

ドクターエアさんにとっては商品開発のみならず、コンセプト自体が徐々に大きくなった瞬間を実感できる最大のイベントでした。でもこれは始まりにすぎません。今後、より有意義な製品を生み出していきたいと改めて日本勢で誓いましたし、トムがいうようにKeep Goingです。立ち止まるな!進み続けろ!ですね。

TB12、そしてドクターエアさん、おめでとうございました。

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