肉とビーガン二刀流ボロニェーゼ
Short Rib or Vegan Bolognese
前回のタテキッチンからご無沙汰でした。 一応確認ですけど、毎日の食事シーンがタテキッチンスタイルではないですよー。今日は親しい友人カップルがお家に遊びにきたので、タテキッチンをやりました。1人はベジタリアンです。 卵と乳製品がオッケーなラクト・オボベジタリアンです。ちょっと極端にビーガン料理を作ってみました。
ホリデーシーズンがやってきました。日本では年末に忘年会シーズンですね。アメリカにもあります、ホリデーパーティー。最近の健康志向の連中は注文がうるさい!と食物過敏症や特別食に対応するホストはきっと多いでしょう。タテキは普段ファイターでないときは、ヘルスコンサルタント、コーチ、栄養士(肩書なんてどうでもいいんですけど)として、一人一人の個人が持つ食事哲学とライフスタイルを理解できる1人でいなくてはならないという使命感を勝手に持っています。同僚の多くは、プロファイターなのでファイトキャンプ中に食べるものに非常にこだわってますし、アレルギーのほかに、人々の食べ物の好み、過敏症、好みなど多民族、多文化のアメリカで全員を満足させるホスティングって大変なんだろうな、と思う今日この頃です
前菜はいつもサラダ系が多いです。今回もサラダ料理からタテキッチン開始です。最近は自家製ザワークラウトを作っています。鮮やかな色の紫キャベツは、従来の緑キャベツよりユニークな栄養素が含まれていることで知られています。たとえば、紫の色素を持っていることから、リコピンとアントシアニンと呼ばれる2つの物質が多いことを示しています。これらの強力な抗酸化物質は心臓を健康に保ち、前立腺癌を予防するのに役立ちます。ブルーベリーが体に良い、と言われるポリフェノールと一緒です。紫キャベツには他にも多くの健康的な栄養素が含まれているので、タテキの食事に欠かせない野菜です。リコピンの吸収を高めるEVOO(エキストラ・バージン・オリーブオイル)をたくさん加えてください。
安い部位を美味しく調理して大変身させるのが大好きです。ラグーは挽肉ではなく、いろいろな部分のお肉を混ぜて作るってご存知ですか?イタリア人の作るボロネーゼの具はゴタゴタしてます。今回のタテキッチンは平日の夜だったので、キッチンでゆっくり調理する時間がありませんでした。普通にガッツリ練習してきて、帰宅後に一緒の晩ご飯スタイルです。ラグーは放置プレー。こんな忙しい時は伝家の宝刀、スロークッカーが大活躍します。日本の家電はハイテクだからきっと、あると思いますが、アメリカでは、ほぼ一家に一台あります。
今回のラグーの肉はショートリブだけです。本当なら子牛、牛タン、いろいろ混ぜたいんですけど、骨付きカルビだけで作りました。まずはソフリット(玉ねぎ、にんじん、セロリ)を作ります。野菜をオリーブオイルに入れ、中火から弱火で約20−30分間炒めてカラメル色になるまで炒めます。ソフリットを取り除いた後、骨付きカルビのブロックの表面を焼いて肉の表面をこんがり焼きます。赤ワインを加えてかき混ぜ、鍋の底についた部分もしっかり剥がして、ソースに溶かします。最後にみじん切りしたポルチーニとトマトピューレを加え、スロークッカーで調理開始。それから家を出て、仕事して、教えて、トレーニングして、家に帰ってきました。
帰宅後、スロークッカの中では長時間煮込まれたミートソース、ラグーが完成してます!ビーガンバージョンは同じプロセスを骨付きカルビではなく、ホールフーズに売ってるオーガニックの大豆ミートに切り替えて作りました。ちなみにタテキ宅にはスロークッカーとインスタポットの二刀流スタイルです。ラグーはご飯にぶっかけても、ジャガイモ、ポレンタ、パッパルデッレ、リガトーニなどのパスタに合いますので、作り置きしていたら便利かもしれませんね。
メインディッシュはラムチョップ。ニンニクとハーブをまぶしたラムチョップは定番のコンボです。残念ながら、この前の週末が今シーズン最後のファーマーズマーケットのシーズンでした。その季節の栄養価の高い新鮮な果物と野菜が恋しくなりますね、、、
ラムチョップはバターとトリュフの塩で調理し、フライパンの中にタイムなどのアロマティックなハーブを入れてミディアムレアに。付け合わせはシンプルに人参のピュレ、ちょっと生姜を入れてピリッとさせるのがセクスィーです。ファーマーズマーケットで手に入れたインゲン豆とソテーした数種類のキノコです。ビーガンのメインディッシュはビーガンチーズを添えたナスのステーキを作りました。ステーキとチーズが嫌いな人っているんですか?というベジタリアン、ビーガンの方達に対して邪道な質問は心にしまっておこう。
ビーガンチーズのレシピもシェアしなきゃですね。いつも適当に作って「やった!!うんまぁー」となって何をどれだけ、いつ入れたか覚えていないパターンがほとんど。自分の粗雑さに毎度呆れています。
最後はヘルシーなデザートで締めくくりました。毎週アーモンドミルクを作るので、冷蔵庫にたくさんのアーモンドパルプが余ってて処理に困ってます。もちろんもったいないので全て消費します!アーモンドパルプ以外にココナッツやキャッサバ粉など、グルテンフリー粉をブレンドしてベーキングしてます。配合はいつも変わってるので何が一番良いのか知らない(笑)
ニューイングランド地方のリンゴは今が旬です。生の蜂蜜、ステビアと一緒にフィリングを作ってグルテンフリーのアップルタルトを作りました。スロークッカーに放置プレーからのサクッとした平日のタテキッチンでした。