ジビエとボルドー
Gibier and Bordeaux
ご招待していただきありがとうございました。先日の凱旋試合を勝利したお祝いで、なんとマルゴーを開けていただきましたぁ!タテキの祝勝会でタテキッチン?食欲の秋はいつも以上に気合い入りますよね?ジビエは調理も難しく、プロのシェフではないのでよくわかりません。でも気持ちが大事(笑)
マルゴー開けよう、なんて言うものですからドーピングしましたよ。トリュフとフォアグラw
高級グルメを取り入れたタテキッチン、、、どうなったでしょうか?
新鮮なハーブはローカルのファーマーズマーケットで入手!今回はフル装備です。
野生のイノシシはたまに売られてますが、基本は冷凍です。今回なんと新鮮なスネ肉を入手。細切れにしてミートソース、ラグーを作りました。
ローズマリーと一緒にオイルマリネして赤身を柔らかくしました。
鴨は捌いて骨はフォンに、皮からはコンフィで使う鴨油を抽出しました。
鶏肉で言うチーユってやつですね。この鴨脂で塩漬けした鴨腿肉を低温で長時間調理します。
ニンニクやハーブと一緒に塩漬け。一日でも良いですけど、1週間寝かせると旨味の凝縮度が全然違います。
胸肉は常温に戻してシンプルに塩と胡椒、皮からじっくり焼き上げます。反対側はフライパンを傾けて高温のハーブやニンニクの風味を取り込んだ油をひたすらアロゼして火を通していきます。
トリュフはやっぱり凄かった(笑)でもレストランで食べたら数倍の値段取られるからオンラインで購入して自宅にシェフ招いた方が安上がりかも?アメリカはチップ文化で更に外食の値段が高くなりますしね。
久しぶりに食べる小麦粉は美味しかったw。ソースがよく絡むパッパルデッレを手打ちで作りました。イノシシのラグーソースは臭みなく、オイルマリネの効果アリで赤身肉は弾力あるけど柔らかい絶妙な仕上がりで、手打ちパスタの小麦粉の風味と長時間煮込んで作ったラグーに染み込んだUmamiのおかげで塩味を控えめにしました。味見した時、こんなに優しいのに満足できるパスタは初めて!と思いました。
一方、メインディッシュの鴨はコンフィは塩気が強いですし、胸肉のローストも塩気を強めて、目指す弾力はローストビーフ!焼き加減は完璧でした。血の生臭さは残ってなくて、肉を噛み締めると鴨の旨味が染み出して、鼻からはフォアグラとトリュフの風味が抜ける順番。マルゴー開けたホストも大満足でした。気分はヤクザの親分にベンツを買ってもらった感じでした。
冷製スープも果物の自然な甘味を活かすように調理しました。コンポート、メロンの甘味、ミントの爽やかさ、1+1+1=6になった仕上がりでした。メニューのドリンク欄見たら分かると思いますが、この夜開けたワイン全部で車買えるくらいの値段だと思います。ワーお。