子羊のスペアリブ
Braised lamb belly
バースデーのフルコース!忙しい週末でしたが、感謝の気持ちを込めて作りました。
前菜は冬の野菜をローストして大好きな野菜プレートを作りました。サラダ好きはいろいろ食べ方を変えます。ウィンターマーケットといって寒いボストンで野外のファーマーズマーケットの代わりに、教会や大きな市民ホールとかで冬に取れる主に根野菜を中心に最近は買い物してます。
パスタはペスカトーレで年に1回しか作りません。たっぷりの魚介類を特製トマトソースで煮込み、パスタと和えた極上の一品です。シーフードは、その日の新鮮なシーフードによって変化するので毎年微妙に違います。今年の手打ちパスタはもちもち感多めで仕上げました。ソースは甘味よりも酸味重視。
メインディッシュは子羊のバラ肉です。新鮮なハーブでこすり、柔らかくカリカリになるまで長時間オーブンの中で調理します。豚のバラ肉と違って、ラムのバラ肉は独特の弾力があるので、焼いただけだと硬くなってしまいます。ハーブの豊かな香りがトロトロになった洋風の角煮を別格にしてくれました。
ラム肉の仕込みは、軽く塩漬けし、室温で1時間暗い寝かして常温に戻しました。鴨脂とラムの脂肪(他の部分から切り取ったもの)をニンニク、エシャロット、タイムと混ぜ合わせ、香りを出してから肉の表面だけ強火で調理して、 200F(摂氏93度くらい)で約8時間調理しました。
合わせたワインは糖質が1g以下のダークでリッチなフィットバイン。このメーカーはレッドソックスをスポンサーしたことでも有名で、有名になる前からタテキは目をつけていました。亜硝酸塩が添加されておらず、いわゆるナチュラルワイン。実際アメリカで添加物を気にするなら、気を遣うところは食品ではなく、アルコール産業です!このネタはまた今度。
ブドウはカベルネソーヴィニヨンで熟したピュアなダークフルーツの風味が力強いラムの脂とよく合います。