カスレ
Cassoulet
アメリカのホリデーは友達や家族と一緒に時間を過ごす!一色の雰囲気が全米中に染まります。一日中キッチンでゆっくり過ごして家族にご飯を振る舞う家庭が多いと思いますが、 クリスマスディナーの料理はかなり大変です!日本で言う年度末で、様々ホリデーパーティー(忘年会みたいな)があって、毎年大忙しなイメージです。
しかし今年は格別でした!母上がボストンに来たので、今までのホリデーシーズンで一番幸せなホリデーを過ごせました。 最後に母上がアメリカに来てから3年になります。アメリカのホリデーシーズンを家族と一緒に過ごすのは初めてでした。 Cassouletは家族向けのクリスマスディナーにぴったり!鴨を丸ごと買って捌いて、まずはコンフィを作ります 。
タテキの弟も母上と一緒にボストンに来たので、ガッツリ作らないといけませんでした。弟は宇宙人みたいに食べるので松田家の食料が不足になる恐れがあるほどの死活問題です。そんな弟が「にいちゃんのカルボナーラ食べたい」って言うもんだから作りましたよ。クリスマスディナーにね。
クリスマスイブは上のメニューに書いたフルコースタテキッチン、翌日のクリスマス当日のディナーはカスレを作りました。だからイブには鴨の胸肉を使って翌日はデカいキャセロール鍋でカスレ。2連ちゃんで思い出たっぷり☆
南フランスの伝統的なフランスの豆と肉のシチューであるカスレを作りたいので、鴨を丸ごと注文しました。しかも2羽。だからコンフィが4つあります笑
調理プロセスは、玉ねぎ、にんじん、トマト、そしてアロマティックなハーブと調味料を準備します。、アヒルの脂肪とビネガーを少し加えて仕上げます。白いインゲン豆を一晩浸し、トマトベースのフォン(これは冷凍庫に溜まっていた骨とソフリットを混ぜたベーシックな出汁)に炒めた豚肉の皮と生ハムを入れてコトコトとゆっくり調理します。
豆を入れて煮立ったらキャセロール鍋ごとオーブンに入れて放置プレー。水分が飛んでいくので、チェックしながら豆やその他の材料を覆うように少量を水補充します。仕上げに、豆が食べごろに柔らかくなったら、他の肉やソーセージを重ね、最後にダックのコンフィを一番上にトッピングします。
カスレは、白豆、アヒルまたはガチョウのコンフィ、ソーセージ、その他の肉で作られています。地域差があるようですね。濃厚な赤ワインに最適です。
今は冬です。今日は寒かったです。今こそ生徒からのホリデーギフトでもらったフルボディの赤ワインを開ける時だ!
Cassouletは前から作ってみたかったプロジェクトでした。地域差あるので、どれくらい時間を費やせるか、材料が手に入るかで変わってきます。
大学生だった頃、スペイン語を副専攻していて、スペイン北部で授業を履修して、その単位をアメリカの大学にトランスファーしました。この料理の起源である南フランスに近いオビエドっていう町に留学していたことがあります。当時、スペイン版のカスレを食べました缶詰のね(笑)お金なかったからレストランで食べてません。やはり山間地帯なので材料が似ていますが、基本は白豆ベースでソーセージや塩漬けした豚肉とかです。そんな思い出があるもんだから、作るならガチで有名な本家フランス風にしようとしました。
この一品は本当に美味しかったです。家族にも大好評でした!
皆さんのクリスマスはいかがでしたか?
ハッピーホリデー!