アメリカでスパルタンレース初体験
遂にやってきました!おはつスパルタンレース。前から気にはなっていたのですが、プロMMAと両立するのは難しいし、怪我の心配もあるのでガチでやる気はありませんでした。(まぁ今もないけど、、、)もうスパルタンレーサー全員に脱帽ですね。あんたら凄い!そしてタテキはナメてましたスパルタン。専用のギアや道具絶対必要です。参加して実感しました。5本指のビグラムシューズで大自然を踏み締めるぜぇと「ついでに、、、的感覚」で参加したらマジで危ない。体守る専用のシューズや障害物が濡れていてもスリップしないグローブとか絶対必要!手ぶらで参加したタテキは痛い目見ました。しかも日々の練習で痛めた箇所が炎症していてベストなコンディションではありませんでした。
まぁ完走できたからいっか。
スパルタンレースとは?
障害物レースにおける世界のリーディングカンパニー (以下websiteから引用)
スパルタンレースは、障害物レースの分野におけるリーダ的存在です。フィットネスレベルの方にはopen heatsを、より高次元でのレースを希望する方にはcompetitive/elite heatsを提供しています。スパルタンレースでは、タイムとグローバルランキングに初めて焦点を当てたレースであり、ビギナーの方から世界を股にかけて新たな形で自身を試すプロ障害物レーサーの方まで、多くの方にその機会を提供しています。
3つの主要レースタイプ
Sprint5km,20の障害物
SpartanSprintでは忍耐力はさておき、全長5km、20の障害物を通してあなたの俊敏性を試します。ビギナーにはちょうど良い長さであり、熟達したレーサーにはタイムを争うための最適なレースといえます。
Super10km,25の障害物
SpartanSuperではフィジカルと同時にメンタルが試されます。全長10kmに及ぶ距離、また至る所に容赦なく現れる25の障害物があなたをさらに苦しめるでしょう。
BeastHalfmarathon,30の障害物
SpartanBeastはただただ過酷です。3つの主要レースの中で最も長く困難なレースであり、あなたをゴールラインから遠ざける30の障害物を伴う残酷なハーフマラソンであることから、SpartanBeastと名付けられています。
タテキが参加したのはスーパーでマサチューセッツ州の田舎、ボストンから車で西に2時間かけて行ってきました。ちなみに参加したレースのスーパーの距離はkmだと13.5kmくらいでした。会場で異なると思います。
まず始めに、下調べも準備も何にもしませんでした。この日は土曜日、木曜日に普通に5レップ5セットの高負荷トレーニングもしていて、平日は1日2回、格闘技やフィジカルのトレーニングをしているプロ格闘家が準備なしで参加しました。今考えればアホとしか言えない。会場着いてから普通に筋肉痛を足に感じていたし、大自然を楽しめばいいか、と気楽にスタート地点へ向かって行ったらタテキが一番小さくて周りは軍人やクロスフィッターのガチ勢ばかり。挙げ句の果てに朝一のレースにエントリー、出発は朝7時なので1時間前には会場入りが絶対だったので、ボストンを朝4時に出発する始末。無論、前日にプロアスリートとしては最低条件である8時間睡眠などとれるはずもなく、気さくな参加者から話を聞くと近くの宿泊施設やモーテルに前日入りしているとのこと、、、
なんなんだコイツら。そしてスタート前から不甲斐無い自分を他所に「あるー」「あるー」「あるー」と叫ぶ参加者。なんか映画300のシーンから取り入れたスタート前のお決まりの儀式だそうです。
怪我には十分に気をつけて、とりあえず「体験」です。障害物がパスできない場合はバーピー30回やればいいだけです。でも30回ってマジ辛いぞ。
ここでタテキが経験して印象に残った障害物の紹介です。中には出来なかった障害物のレビューもアリ。
スピアスロー(槍投げ)
まず、元陸上部?槍投げ部の人じゃない限りスキルがないでしょ?でもこれちょー楽しかったです。昔の石器時代に戻って狩をする気分
サンドバッグプル Pull
重いサンドバッグを滑車につながったロープを引いて持ち上げる障害物。前日の雨で水を吸ったサンドバッグが重すぎて、ロープを持った瞬間タテキの体が宙に浮きました。しかも足を地面に密着させて上半身だけの力で持ち上げないといけなくて物理的に不可能でした。70Kg 以上重かったことは確か、、、
モンキーリグ
これも前日の雨でビショビショ。スパルタンギアを持っていなかったタテキにとって素手はハンデでしたがちゃんと向こう側まで行けました。ところが障害物をパスする時に鳴らすベルがタテキの手の長さより遠くに吊る下げられており、モンキーリグを掴んで体を前後に振って反動つけてもリーチが届きませんでした。思わず足でサマーソルトキックみたいに蹴ってベルを鳴らしたら監視員に「手で鳴らさないといけません!失格」と言われ不貞腐れバーピー
8フィートウォールジャンプ
いや、これは普通にできた。でも木曜日のスクワットの筋肉痛で出せるもの出せず(泣)8フィートって言ったら2m半ないくらい?
有刺鉄線の下を匍匐前進
これは普通にパスできるアンパイな障害物ですが、匍匐前進が面倒臭くて、横にゴロゴロ転がって凄いスピードで周りを抜いて有刺鉄線のエリアが終わり立ち上がった瞬間、ピヨピヨ状態になり、目が回っているタテキを見ていた監視員が横で爆笑。うおー格闘家ならノックダウンされても立ち上がれ!三半規管よ動くのだ!
重いヤツを持ったり運ぶ系
大きな石や砂利の入ったバケツ、サンドバッグとかいろいろありました。落とすことなく全部パスできましたが、これ絶対テクニック必要です。柔術やグラップリングでも相手や道着を掴む技術があるのと一緒で、長時間重りを持った状態で進むテクニックとか持ち上げ方とか素人は訓練する必要絶対アリ。重さの種類は男性用か女性用かのみ。つまり体のサイズ関係ないので小さい奴らは基本不利です。
覚えている範囲でこんな感じだったでしょうか?まぁ大人になったら泥だらけになって障害物を乗り越えてゴールを目指す、挑戦していく!という経験は少ないですよね?なんか女性のエリート部門のトップとか普通にえげつないレベルのアスリートでした。なんかタテキのレビュー見ると「私はパスでいいや」と思うかもしれませんが、バーピーできたら大丈夫。スーパーをオファーしている会場でも5kmのスプリントをオファーしていますし、なんかグループ参加もあるみたいです。会場はイベントが行われており、協賛会社やスポンサーのブースがセッティングされててお祭り気分でした。
率直な意見は「ハマった」ですね。別にガチのスパルタンレーサーになるつもりはありませんが、イベントがボストン近郊に来る時や、プロ格闘家を引退したらアクティブなライフスタイルを続けたいタテキにとっては最高の運動会だと思いました。
みなさんも是非(笑)