おせち 2018

 
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Osechi

海外在住の日本人宅ではどのようなお正月を過ごすのでしょうか?アメリカは1月2日から何もなかったかのように平日が始まります。日本の三が日とかありません。むしろ日本の正月休みのノリでいると、ニューイヤーレゾルーションとか言って、今年の目標を掲げた気合入りまくりのアメリカ人の勢いにのまれてしまいます。

肩の手術をしてから、リハビリも順調で、アメリカ生活で初めて家族とホリデーシーズンを過ごしたタテキはアメリカ人と一緒に2018年気合入れていくぜ!と勢いよくスタートしたいですが、気分だけでも日本の正月を感じたいです。プロのMMA試合はシーズンがなく、スケジュールによっては1、2月に試合が予定されると、年末年始とか存在しません。殴ったり組み合ったり、いろいろ忙しくなります。

そこでタテキ妻が去年から気合入れてお節作ってます。今年は去年より豪華になってる!アメリカでも日経スーパーに無理して行かないでも、案外おせちを作れることが分かりました。

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お煮しめは祖国を思い出させてくれる味です。特におばあちゃんの味がね。アメリカに長く住んでいると、日本人と好みの違いに驚きます。食通なグルメなアメリカ人でも野菜類はコトコトのクッタクタに煮込んだ方を好む傾向が見られます。(タテキだけ?)

日本みたいに食感や歯応えを残す、という感覚があまりありません。別々で煮込んで絶妙な歯応えに仕上げました。出汁と醤油の味が満遍なく染みていて期待以上の仕上がりに感動!

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年末に母上がボストンに来たので、お使いを頼みました。ボストンでみりん風は手に入りますが、極上の本みりんは手に入りません。高果糖ブドウ糖液ベースのみりんなんてみりんじゃねー、と昔の日本人先祖様にお叱りを受けそうなので、ガチの照り焼きを作りました。ダックの胸肉は絶妙な火加減!普段使わない貴重な醤油と本みりんで鴨の照り焼き!なんて贅沢なんだ!いやー、めでたい、実にめでたい気分です。

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これも案外気づきませんでした。紅白なますは簡単ジャン!

いや、簡単じゃない!柚子がない!ゆず、ゆず〜。

おめでたい紅白カラーのニンジンと大根で作ったなますです。おせち料理に欠かせない酢の物のひとつですよね。ニンジンと大根を塩もみし、水分を切って甘酢と合わせたシンプルな一品ですが、友人からもらった江戸切子に盛り付けてレモンを柚子の代用にすると意外にも雰囲気出て食卓が一気にお正月ムードになりました。

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サワラの西京焼きです。

はい、知ってます。タテキは京都出身ではありません。西京焼きは京都産の白みそをベースに、肉や魚をじっくり漬けて焼くマリネです。 アメリカでは通常、日本の高級レストランでしか味わえない料理です。だからこそ、お節で作って「非日常」を味わいたいのです。「西京」は日本語で「西の都市」を意味し、古都、京都を表しています。 「彩京みそ」は、京都発祥のやさしい淡い味噌です。 東京出身ですが、京都の文化が大好きです。白味噌は、年末に母上がお土産で持ってきてくれました。タテキがボストンに帰る時も常に持参していきます。まじで京都大好きなんです。あ、ボストンと姉妹都市でもあるんですよね?

もっとアップの写真を撮るべきでしたー! ごめんなさい。いつものパターンです。食欲に負けて「写真を撮り忘れる」。これにより今までに数多くのタテキッチン記事の更新を怠ってきたかと思うと半笑いです。

日本人がお祝いのために作るおせち料理は地域差や家庭の文化が違いますよね。やっぱり日本の風習や習慣は大切にしたいです。幸福、健康、長寿、繁栄、収穫、健康、とかアメリカの感謝祭で祝ったばかりですが、年始にもう1発祝うぜ! 家族の時間は常に大切ですね。