令和八年御節料理

 

Osechi 2026

正しい始まりのアート

一年の計は元旦にあり、とはよく言ったものです。 どう始めるかが、どう終わるかを決めます。

アメリカでは、元日は単なる回復タイムになりがちです。 でも日本人家族としては元旦はお正月をしよう!と毎年妻と協力しあって、御節料理を作ります。

今年は親密な会にしました。 日本語学校に通う娘の友人の家族を招きました。 ただ御節を一緒に食べるためではなく、文化を共有するためです。 日本人同士で伝統を守るということは、単に料理を作ることではなく、それを異国でに滞在する子供達に日本を感じて欲しいからです。

タテキの仕事 調達と精度

カット済みの刺身盛り合わせが楽だけど、自分でサクから刺身を切って盛ります。紫蘇の葉が欲しい、、、

ニュートンのSakanayaにいる築地で仕事していたヨシさんのお店から仕入れました。寿司用の鮮魚を買いに行くのは年に数回ですが、 元日の朝、包丁を研いで、大根を桂剥きしてツマを作る行為は、タテキにとって今年最初の瞑想です。

今年のラインナップは贅沢でしたー。

本マグロ赤身 皿のアンカーとなる、鉄分豊富な赤。

本マグロトロ 純粋で、とろけるような贅沢。

シマアジ パリッとして、引き締まった、クリーンな味。

銀ダラ リッチでバターのよう。

ブリ 出世魚。成功の魚。

タコ 食感と噛みごたえのために。

オナガダイ 祝いのための、深くて美しい赤。

キンメダイ 輝く皮目と繊細な甘み。

真鯛 めでたい、日本の祝い魚の王様。

お重に詰める喜びと伝統

御節はバランスです。陰と陽、保存と風味。タテキ妻は毎年のルーティーンを実行。彼女は休日の意味を込めた料理の準備に何日も費やしました。 ラインナップは完璧です。

お煮しめ 根菜の煮物。地に足をつけるために。

紅白なます 大根と人参の酢の物。平和を願って。

黒豆 甘く煮た豆。健康と勤勉。

栗きんとん さつまいもだけど、富の象徴。

酢バス 酢漬けの蓮根。見通しの良い未来。

田作り カタクチイワシの飴煮。豊作。

タテキはタンパク質担当なので、長寿を象徴する海老と、二羽の鴨で残っている最後の部分である胸肉の照り焼き。 中はピンク色に、皮はパリッと焼き上げました。

コミュニティ

赤い漆器のセットからお屠蘇を注ぎました。 食事を分かち合い、子供たちが遊ぶのを見守る。

大規模なパーティーではありません。 同じ価値観を共有するもう一つの家族と、同じ重箱をつつく。

日本では何年も正月を過ごしていませんが、明日から「今年の目標は〇〇!」と意気込んだモチベーションMAXのアメリカ人達とスタートする1月2日は、長年のアメリカ生活を経てもまだ慣れません。

でも、次世代が御節を食べ、これが正月なんだと理解してくれている姿を見ると、その全ての秒数に価値があったと思えます。あーやっとホリデー終わった。

2026年へようこそ。

一年の始まりは、言葉よりも手を動かすことから。
お節料理に、家族の健康と穏やかな一年への願いを込めました。
食は儀式。食は意志。

Kion Coffee