ミラクルヌードル

 
miracle-noodle.jpg

Miracle Noodles

白滝の奇跡!?「パスタをバイオハッキング」すると言ったら響きはかっこいいですね。ズッキーニヌードル、素麺カボチャ、おいタテキ、次はなんだって?穀物以外で現代の大量生産されてる小麦(遺伝子組み換えも含めて)とグルテンを多く含むパスタに代わるものは、そう、白滝です。こんにゃくヌードルはアメリカでミラクルヌードルと呼ばれてます。

白滝やコンニャクは日本人にとって欠かせない食材ですね。おでんやお鍋、実家に帰ると必ずと言っていいほど冷蔵庫の中にあります。そしてボストンで日系スーパーの冷蔵庫で白滝を発見すると「これ買うためにここに来た感」が高まります。

グルコマンナンと呼ばれる水溶性植物繊維から作られ、こんにゃく・しらたきは、約97%が水分で、 カロリーはほとんどありません。ミラクルヌードルは、こんにゃくの根から作られた炭水化物を含まない麺としてアメリカで注目されています。母上は減量中のタテキに「こんにゃくはダイエットにいいのよ!」と言っていたのを覚えています。

「しらたき」(白滝、ひらがなで書かれたらたき)という言葉は、白い滝を意味し、麺の外観を表しています。大部分は水と水溶性食物繊維であるグルコマンナンで構成されており、消化可能な炭水化物とカロリーが非常に低く、独自の味はほとんどありません。

白滝麺の粘性繊維はプレバイオティクスとして知られており、難消化性の食物繊維です。人間の細胞にはカロリーや栄養素を提供しませんが、消化器系の善玉菌に栄養を与えます。この繊維はまた消化器系の中をゆっくりと動き、一部有害物質の生成やそれを排除する効果が高いと注目されています。

いわゆる善玉と呼ばれる腸内細菌は、白滝麺や他の果物や野菜でこの不溶性繊維を町内で発酵させることによって増加し、血糖値の急な上昇を抑えたり、コレステロールを正常値へ低下させたり、便秘が解消したりと人体に良い働きをします。腸内細菌はこの消化できない食物繊維をエサとして食べます。 腸内で発酵・分解されると、善玉菌が増えて腸内環境がよくなり、整腸効果があります。水分を吸収して大きくふくらみ、腸を刺激して蠕動(ぜんどう)運動を活発にし、便通を促進します。

miracle-noodle-pesto.jpg

麺は水気を切ってフライパンで軽く炒めて水分を飛ばします。これにより苦味が減り、麺にパスタのような食感が生まれます。 焼きそばは、だし汁やソースでお召し上がりいただけます。 写真はミラクルヌードルのビーガンペストはビーガンの為のケトダイエット、小麦アレルギーのある人、または炭水化物を減らしたい人に最適です。 ミラクルヌードルスパゲッティを使って、ズッキーニのソテーを添えました。 日本人は白滝の作り方や調理法をよく知っているので、むしろアメリカの白滝ブームを牽引するべきなのか!?と勝手に思うタテキ。

miracle-noodle-carbonara.jpg

フライパンで油を使わずに白滝を炒め、麺から水分が出てきたら、味とタレを加えます。 このプロセスを通じて、ヌルヌルした奇妙な食感と味のない麺が、ソースを吸収して食感も他の麺に近くなります。(気休め程度ですけどね)

食事療法のケトジェニックはハードです。前にテンカンを持病で持っている少年が発作を防ぐ為にセラピー目的のケトジェニック食をしていました。摂取するのはほぼ脂肪なので、同世代と同じ食べ物を食べれなくて可愛そうな顔をしていたのを覚えています。更に高脂肪食に切り替えた人、ほとんどが直面するのが便秘です。ハードなケト食(ケトーシスの状態に早くなる食事)だと極端に食物繊維が不足し便秘になる傾向があるようです。ミラクルヌードルは助け舟になるのでしょうか?

実験のついでにカルボナーラを作ってみましたが、これはダメだった。夏のサラダに入れたり、冬は鍋に入れる、まさに日本食を広める方が手っ取り早いのかな?

取りすぎもよくありませんね。SIBO(Small Intestinal Bacterial Over Growth)で膨張感、ガスに悩まされている方はFODMAPの食品を避ける必要があります。