Ep18 RedBox Japan・生理用品を日本にいる全ての学生へ:尾熊栞奈
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エピソードの要約
Ep18 RedBox Japan・生理用品を日本にいる全ての学生へ:尾熊栞奈
トランスクリプト
00:00:00 生理の貧困
00:00:38 オープニング「日本から生収録」
00:04:45 ゲストの紹介「レッドボックスジャパン創業者」
00:08:36 1/5と1/3「日本の生理の貧困」
00:13:13 生理用品を寄付「男女一緒に解決する問題意識」
00:20:06 百円で一万円の損を防ぐ「生理の貧困が教育格差」
00:28:20 立ち上げから2年「生理問題の認知」
00:32:06 そもそも男性は知らない「教育ジェネレーションギャップ」
00:37:53 本人の目線で考える「ミクロで見る生理問題」
00:42:25 尾熊夫妻のウェルビーイング「レッドボックスのその先」
00:48:21 今後のフェムテック「女性のバイオハッキング」
00:56:37 タテキのまとめ「氷山の一角の下を見る」
SHOWノート
EP18 Guest:尾熊栞奈
対談中に話した題材・リソース
Plan International For children and equality for girls> 月経保健デイ:世界の生理の貧困と不名誉はロックダウンの下で悪化
品不足やサプライチェーンの混乱による製品入手の制限(調査対象となった医療従事者の73%が報告
生理用品を交換、洗浄、廃棄するための施設へのアクセスが制限(68%)
製品価格の上昇(58%)
情報やサービスへのアクセスの欠如(54%)
生理用品を管理するための清潔な水へのアクセスの低下(51%)
生理用品を廃棄する際の衛生的でない環境 (47%)
汚名、恥、有害な文化的慣習の増加(24%)
プラン・インターナショナルUKの新しい調査により、ロックダウン期間の貧困の実態が明らかになる> 10人に3人の女の子がロックダウン中に生理用品を買うことができず、利用することもできない
ロックダウン中に生理用品を買うことができなかった、または買うのに苦労したと答えた女子の17%のうち
- 3分の1以上(37%)は無料で入手できる製品を利用しようとしなかった。
- そのうち5分の2(42%)は、どこに行けば手に入るかわからないと回答。
- 3分の1(30%)は恥ずかしくて入手できないと回答。
- 30%が「誰に聞けばいいかわからない」と回答
英国のプラン・インターナショナル社はこのような状況の中で生理用品の貧困に対する近年の画期的な取り組みを後退させてはならないと訴えている。今回の調査では多くの人にとって商品の入手が困難であり、5人に1人(22%)の少女が商品の入手に苦労した(しかし商品を買うことはできた)ことが判明。このうち
- 64%が「地元の店で見つけられなかった」と回答
- 17%が「外出するとコロナウイルスに感染する恐れがある」と回答しました。
- 15%がロックダウン中に買い物に行くために家を出ることができなかった。
公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン> 日本のユース女性の生理をめぐる意識調査結果
NHKクローズアップ現代> 学生の5人に1人が「#生理の貧困」
学生に約3人に1人が「過去1年以内に金銭的な理由で生理用品でないものを使った」>「生理って実際いくらかかるの?」 女子大学生の“生理の貧困”のリアル
男女平等についてスプツニ子さんとの対談> Ep7 自分の欲しいWellbeingをデザインする:スプツニ子!
生理の貧困関連の研究
生理衛生管理への不平等なアクセスの主な要因の一つは富であるが社会経済的、環境的、家庭的な要因には早急な政策的注意が必要>生理の貧困を理解する。中低所得国8カ国における月経衛生管理の社会的・経済的不平等について
多くの若い女性が月々のニーズを満たす生理用品を購入することができず、そのことが精神的な健康に影響を与えている可能性がある> 米国の大学生女性における時代の貧困とメンタルヘルスへの影響
生理用品は低所得の女性の多くが不足している必需品> ミズーリ州セントルイスに住む低所得女性の生理用品のニーズ
生理への関心が高まっているにもかかわらず,米国の公衆衛生学校のカリキュラムに生理問題が限定的にしか含まれていない現状>大学院レベルの公衆衛生教育において月経に関連する問題がどの程度含まれているか
資源の乏しい国の少女や女性にとって、月経衛生の不備は大きな問題 >資源の乏しい国での月経衛生管理
月経衛生管理を改善するための課題
男性の多い教師からのサポートが得られない
月経時に誤って衣服を汚してしまったときに仲間からからかわれる
家族からのサポートが得られない
代替の月経用品が文化的に受け入れられない
用品を購入するための経済的リソースが限られている
学校の水と衛生設備が不十分
月経痛や不快感
学校への往復に時間がかかり、漏れや汚れが発生する可能性が高い
生理の貧困は金銭面だけではなく、知識の差も課題> 生理の衛生、管理、廃棄物処理。発展途上国の少女/女性が直面している実践と課題
Red Boxに寄付をする
STUDY
TOGETHER
GRADUATE!
Red Box Japan
レッドボックスプロジェクトは、学校に無料の生理用品を詰めた赤いボックスを提供することで、生理中の若者を支援することを目的としたチャリティー団体です。
金融機関名:三菱UFJ銀行
支店名 :雷門支店
口座番号 :普通 0253176
口座名義 :レッドボックスプロジェクトジャパン オグマカンナ
動画バージョンはこちらです Youtube
part1
part2
Ep18 RedBox Japan・生理用品を日本にいる全ての学生へ:尾熊栞奈
トランスクリプト
00:00:00
生理の貧困
00:00:38 オープニング「日本から生収録」
What's up Teknation!? どうも干城です。大人の健康・保健・体育をEducationとEntertainmentを混ぜたEdu-tainment方式で語る番組Gold Experience Tateki Tech Show「干城の黄金の経験」は本日エピソード18米国マサチューセッツ州ボストンからじゃなくて、祖国日本ホームタウン東京から現役プロ総合格闘家、そしてバイオハッカーセンタージャパン代表であるワタクシ干城松田がお送りしています。よろしければyoutubeのチャンネル登録・podcastを各プラットフォームでお聴きの方は購読・高評価よろしくお願いします。3年ぶりの帰国ですよ!アメリカから持ってきた検査キットでチェックして今朝ネガティブです。感染予防ばっちりです。本日の収録に臨みます。今ここはですね港区の三田にあるオフィスから本日も生収録お送りいたします。クラブハウス・twitter・スペース。そしてスタンドFMでライブ中です。対談後の質問コーナーは録音しませんので、是非最後までご視聴ください。はい、アナウンスメント!!干城は現在帰国中!んなことは知ってるわ!昨日は親戚会いにファミリータイムを存分に楽しみました。さっき新幹線に乗って戻ってきたんですけど、グリーン車は知ってますよ!さすがのタテキも。多分混んでないから自由席でいいかなと思ったので、そのまんま車両に乗ったら指定席の車両で...指定席ってなんだ?ってなったんですよ。オロオロしてたら、近くの人から「自由席は5号車です」みたいなこと言われてほんと外国人ですいませんって話です。もう来週帰っちゃうんですけど今週は忙しいです。はい、ビジネスやらビジネスやらビジネスやら結局金かよ?そんなこと言わないでください。ワクワクすることをするためにワクワクする人たちと会う予定でいっぱいです。中には音声メディアで出会って初めましてじゃないのに初めましてと言うね過去の黄金の経験のゲストから学んだ「want」を最優先する。とりあえずおもろい方へという方向に全力疾走しています。タテキが渡米したのは2004年高校卒業した後6月1日です。アメリカ行く前に知り合った留学仲間のダチがですね、同時期にアラバマへ行きました。1/5そして1/3これは学生、皆さんこの数字ピンときます?色々なデータがありますが、我々が見つけたデータです。我々ってね…なんと17、18年ぶりに会いますよ。今回の帰国で再会です。本日のゲストはですね、干城の「ダチ」の奥さん。それも「初めまして」干城はとある団体のアンバサダーとしてボストンで微力ながら活動しているんですけれど、今回初めて団体の本部にお邪魔しています。この三田オフィスということで1/5、1/3という数字これは我が祖国日本で起きている事実です。何でしょう?その辺のお話聞きたいと思います。ということで本日のゲストはこの方です。
00:04:45 ゲストの紹介「レッドボックスジャパン創業者」
タテキ:本日のゲストはレッドボックスジャパンの創業者である尾熊栞菜さんに来ていただきました。
栞菜さん:よろしくお願いします。
栞菜さんの旦那さんは干城と同期の涼一君なんですけど、さっきまでいて3人で対談しようかっていう話だったんですけど、ちょっと次の予定があるので行かなきゃいけないということで、もう17、8年ぶりの再会であっという間だったので、今日はこのまま収録します。干城は微力ながらアンバサダーとして活躍...活躍はしていないか...(話を盛るな!)活動させて頂いてますけど、今日はボスに本部で直接お会いするということで干城の黄金の経験のリスナーの方は初めましてなので、自己紹介と活動よろしかったらお話ください。
栞菜さん:はい、信あまりしたことないんで緊張しています。あらためましてレッドボックスジャパン代表の尾熊栞菜と申します。 よろしくお願いします。レッドボックス自体は2019年に立ち上げて日本支部として2年ほど活動をしています。現在40校ほどの全国の学校に生理用品を赤い箱に入れて寄付しています。学生の皆さんに生理用品の寄付を通してただ生理用品を使うだけではなくて、正しい捨て方だったりとか、そこから広がる環境問題とか地域に関わっていく中で学生の方だったらどのようにアクション起こしていけるか、というところまでお伝えできるように生理用品の基本としてお話しさせて頂いています。よろしくお願いします。
タテキ:よろしくお願いします。涼一ちょっと来れない?急遽戻ってきました。そこ映ってないよ。17、18年ぶりの再会です。
涼一さん:初めまして尾熊涼一です。
タテキ:涼一も自己紹介して
涼一さん:レッドボックスジャパンのメンバーでタテキ君とは18歳、高校、大学かな?大学の時からの仲で18年ぶりに再会したということで今回楽しみに配信しようかなと思ってますので、皆さんよろしくお願いします。
タテキ:よろしくお願いします!ということで立ち上げてレッドボックスジャパンはどれくらいかな?
涼一さん:まるまる2年、ちょうど2年ですね。
タテキ:そのくらいですよね。立ち上げメンバーのお二人で(タテキに)アンバサダーとしてやれるって言う話が来たのが(2年くらい前?)だから干城は一応初期のメンバーだったの?
涼一さん:かなりの初期メンバー(笑)
タテキ:今ですね日本全国にもうエバンジェリストや活動家も各県にね、色々なチームメイトが拡散されておりまして特にこの最近ね、活動がすごい大きくなってる。本当に何かどんどん我々の活動を広げていきたいなと思う矢先、この偶然の帰国が重なってHQで(直で2人に)会ってるんですけど、予定が合えば全国に散ってるメンバーとLINEだけでなく収録と一緒にZOOMか何かでね同時で「初めまして」をしたかったんですけど、とりあえずそういうことで
00:08:36 1/5と1/3「日本の生理の貧困」
タテキ:先ほどイントロでお話しした1/5そして1/3 ちょっとこれ栞菜さん、皆さんに説明してくれますか?
栞菜さん:はい。この二つの数字なんですけれど、1/3っていうのは日本の学生の3人に1人が直面している生理の貧困という問題の数字になっています。最近「生理の貧困」皆さん日本でもメディアでよく聞くようになったかもしれないんですけれど、聞いたこと無い方の為にもご説明させていただこうと思います。「生理の貧困」というのは生理用品の購入が、(用品の)利用できないという状況を指します。貧困と言うと、結構金銭的な面で考えてしまいがちなんですけれども、貧困の中にはアクセスの欠如だけではなくて知識の貧困、教育の貧困も含まれています。生理に関する正しい知識や理解が教育を通じて知られていない状況も含まれていて、背景には日本を含めて世界的に生理が長い間タブー視された事実があります。このデータの1/3っていうのは日本と世界のNGO団体(非政府組織)がイギリスとアメリカに次いで日本でも調査した結果なんですけれど、学生の3人に1人が生理用品の購入をためらったり購入できなかったという結果があるとされています。別の民間が出している調査でも、そこでも5人に1人の学生が生理用品を購入できない生理の貧困に陥ってるという問題が今年の3月頃からニュースで取り上げられるようになって日本でもずっと知られていなかった生理の貧困という問題が顕在化した流れになっています。
タテキ:今日の新幹線にギリギリ間に合って乗って来たんですけど、その乗車中に色々な論文を読んでねMenstruation Poverty 生理の貧困は、ただ単にお金がないだけじゃないSocioeconomic status(社会経済状況)でやっぱり発展途上国を中心にそれが注目されていて、ここ最近世界的にも注目が集まってきたんだけど、まさかそれがね日本でもそういうリアルな数字が出ているのはやっぱりね...今流行りのSDGsとかサステナビリティとか色々あると思うけど、そういう所をまずやらないといけないし、過去の対談ゲストの女性ゲストの方達とはジェンダーギャップ指数が日本は低いし、これって女性問題っていう話なんだけど、むしろ野郎である我々男性陣がこれを理解しないと毎エピソードで話してる時、どうしてもサイエンスは男と小さい男でデザインされてて、そもそも妊婦さんで被験者やります!とか薬の治験とかね...数集まらないじゃないですか?だいたい50:50くらいの割合でこの地球上には男女が存在しているのに、ほとんど男性目線でデザインされている社会でそれなのに、ただでさえスポットライトが当たらないという中でもっとこの活動を盛り上げたい!この2年で今すごく大きくなってきてるからどんどん盛り上げたい気持ちがあるんだけどHQ(本部)として今後の何かプランあります?
涼一さん:何かありますか?
栞菜さん:え、私から?
タテキ:本部から来年のプランとか俺ボストンにいて日本企業とお話しする時に今は学生中心にしてるけど、女性社員もやっぱりね、見えないところをこうした方がいいんじゃないですか?という話をさせて頂いてるんですけれど、とはいえ普段海外に居てプロ格闘家でお前は一体何を言ってるんだ?という色眼鏡で見られちゃうから一応、本部とのチームワークとして、すいません。同時収録と言いながら本部で今後のチームミーティングも兼ねているような
00:13:13 生理用品を寄付「男女一緒に解決する問題意識」
涼一さん:今後の方針は既に日本全国大体50校くらいかな。今は40くらい今年中に100校、今40校で来月沖縄に72校もう既に導入が決定していて、その72校が終わったら全校沖縄の400校全部に導入することにはなってるんですけども、そうなってくると学生の数で単純に計算しても大体約に20000人ぐらいにレッドボックス生理用品を提供しているということになります。生理用品が無料で使えるあとは先生達もレッドボックスの活動を通じて生理に対する認識など、これからどんどんを深めていくと思うんですけども、そういう学生たちが育ってきた環境で社会人になったとして社会に出たらいきなり、また男性社会みたいな感じで生理の貧困だとか、生理に関する対応だとか知識というのが欠如した社会に逆戻りみたいなことがあってはいけないなと思いますので、我々が学校で導入して得た知識や経験を今度は企業の仕事の環境だとか女性の社会進出に向けてフィードバックして行こうかなっていうことは来年考えています。
タテキ:ボリュームもね、今学生からもインターンさせてくださいとか、我々の活動が徐々に徐々に大きくなっている中、すごい次の世代が注目してるということがメチャメチャ嬉しいことだよね。
涼一さん:本当に中学生からの質問とかもね、最近非常に増えてて高校生、大学生は特にインターンで勉強させてくださいっていうようなお問い合わせも非常に多くてですね、しかも男女かかわらず男女比同じくらいの比率で質問とかですね。お問い合わせが来てますので、これって女性に限ったトピックではなくなってきているのが最近の学生さん達の特徴なのかなと思いますので、今36才ですけど、我々の世代だと、それがもう100対0で男性はほぼ無関心だったんですけども、それが今、現代の学生の方達だと本当に同じくらいの比率になっているので、そこの認識の差が縮まったというのは非常に大きな一歩というか男女平等に向かっているのかな、と思います。
タテキ:やっぱりトピックが気軽に話そうぜというトピックじゃないじゃないですか?特に女性のセンスティブな話って元々男女の溝が深い日本社会で、そのギャップを埋めようってなった時に優先順とか正しい順序があると思っています。それを本部が徐々に活動してきて同じ方向を向く仲間たちが今集まってきて、それで振り返ってみると、この活動がすごくテコ入れとして質が高かったなとか、これやった後すごく大勢に広まったとか何かそういうことありました?
栞菜さん:そうですね、レッドボックスの強みとしては生理の貧困を解決したいとか生理用品をただ寄付しているだけではない点で、今話したみたいに生理はずーっとタブーで私が学生だった10年くらい前、小中学校の時でも男女で話す事もなければ、女子同士で話す事もなかったと思います。それって今もあるし、男子学生とか思春期の子からしたら気まずい内容なんですけれど、レッドボックスとしては寄付の時に講演会という形で捨て方や環境問題をお話しさせていただいているんですけど、男女一緒に講演させていただいていて、そういう時に男子学生や男性教員からすると、ただ生理のトピックだけだと、ちょっと気まずいというか自分には関係ないと思いがちなんですけど、結構、環境問題とか生理用品を捨てた後は、実はそれが海に流れてマイクロプラスチックの原因になっているとか、捨て方を知らずにトイレに流してしまうことで水道管が詰まってしまうとか、下水に溜まった汚れを除去するのに世界中ですごく費用がかかっている、などそのようなお話をさせていただくと男子学生も男性教員の方も興味を持ってくれて、女性個人で解決する問題だけじゃなくて男女全員、男性女性関係なく解決していこう、という問題意識に皆さん気づいてくれることが多かったりとかして生理一つでも生理用品をただ使うだけではなくて、そこからもっと環境問題だったりとか地域の問題にも発展していくということを多くの学校に寄付しながら伝えていったことが私たちの強みでもあるし、こういう活動自体が色々な学校に広がっていった気かけかなと思っています。
タテキ:なるほど。やっぱり「生理」というトピックだけではなくて全体的にそれに関係してくるところも含めて、すごく抽象度の高い視点で話すと皆んなも生理というトピックを聞いただけで「俺には関係ない」とか「ちょっとってそれってどうなの?」と思う人達をもっとフワフワさせた入り口からこんなに繋がっているんだ、という所に引き込むことが今後我々がやっていることか、そうなってくると例えば学校の保健の先生とかもっと性教育とか生理、女性の体の仕組みとかも含めて、プログラムじゃないけど進学校とかは他の主要科目に重点を置いてそういうところを疎かにしているかもしれないじゃないですか?よく分かりません。すいません。ほぼ人生半分海外にいると日本のこと分かった風に言うなと思われるかもしれませんが、
00:20:06 百円で一万円の損を防ぐ「生理の貧困が教育格差」
タテキ:学校とか教育機関とコラボして注目度を高めていくってのもやっていけたらいいな、とタテキは思っています。どうですか?
涼一さん:今まさに、港区から性教育も含めてレッドボックスの活動を集約した教材みたいのがないかっていうのはオファーを頂いていますので、動画だったり、冊子にしてですね分かりやすく説明したものを作って港区の学校に配布する予定になっています。それ一個できてしまえば日本語もしくは英語とか他言語で作っていければいいかなと思っています。
タテキ:じゃあ港区からまず始める!ぜひ干城のポッドキャスト聴いてる方Youtubeで対談動画をご覧になってる方ぜひ「僕、私の学校にも」という方違うチームや組織に広めたい方はぜひ拡散して下さい。よろしくお願いします。先ほど環境問題の話の中で生理用品も生理を人工的にコントロールする避妊用ピルとか色々ありますけれど、どうしても0か100か、白か黒かで議論してしまいがちなトピックですけど実際問題そういう避妊薬を摂取することによって、それが体外に排出されると同時にそれが海に流れてXenoestrogen外部から吸収される環境ホルモンとか女性ホルモンの原因になってるという話もある一方、じゃあそれをやめろ、とか、自然が一番とかこういうテクノロジーがあるとかポジショントークをしてしまえば、どっちを否定しても賛成しても...という流れになってしまうと思うんですけど、レッドボックスジャパンが大切にしなきゃいけないコンセプトや信念っていうのは、とりあえず生理の貧困をなくそうという点だと思います。
涼一さん:イギリスのHQも同じこと言ってますけど、基本的に生理の貧困例えば生理用品がなくて勉強ができないとか、例えば体育の時間をサボってしまうとか学力の格差が無いようにする学力の格差が出た瞬間に次は収入の格差につながってくると、そこの負の連鎖を先ず学校で断ち切ろうというそこの部分が1番の目的で、だから番協に集中できないとか邪魔するような...生理用品がないことによって勉強ができない、という環境、状況をなくそう!という事をやってますので、生理用品って色々あると思うんですけど、ベーシックな物にアクセスできるような状態であれば初期段階は問題ないかなと思ってますね。
タテキ:なるほど。つまり生理を通じて機会損失が世界中で起こってる。それを防ぐところが我々の役目、活動ですね。すごく分かりやすいと言うか、ただ単にね、今それこそフェムテックとか金融の分野でも流行ってるわけじゃないですか?お金が動いてるFollow The Moneyじゃないですけど、だからそういう慈善活動ではなくて偽善活動してるんではないか?ということを言う人もいるかもしれないですけど、そういう小さい事ではなくて、もっと大きいこういう目的があるんだと言って、それがやっぱり生理の貧困をなくすことがそんなに大きな所に通じているのって多分皆さん想像つかないと思うんですよ。
涼一さん:うーん、はい。例えば、僕も干城君も、干城君はボストンの大学で必死に勉強したと思うんですけど、僕もアラバマの大学とラスベガスの大学行ってますけど、授業を一回サボっただけでもついていくのがものすごい大変なんですね。この1回の授業をミスするってことがどれだけディスアドバンテージ(不利)なことか
タテキ:留学生「あるある」
涼一さん:本当に勉強しないと卒業できなかったりとか単位取れないとか、卒業を諦めざるを得ないみたいな状況に授業一個休んだだけでそうなる、というのがそれの積み重ねが女性にとってねもっと大変なことであるっていうのがね身にしみて分かっていると勉強の大切さを勉強する集中力も大事なんで、そこの集中力の欠如だとか、学校休むとか、そういったところで格差が生まれてるようであればそこは是正しなきゃいけないなと思ってますので、単純に、だから皆さん勉強しましょう。勉強に集中してやりたいこと特に大学は自ら進んでやりたい勉強をしたい勉強すると思いますので「留学生あるある」であると思うんですけども、勉強を集中してできる環境を整えた方が今後の社会にとって、特に女性なんですけども人生が飛躍するんじゃないかなと思ってこの活動は行ってますね。
タテキ:それって結局、教育格差男女の社会的格差とかにも繋がってるし
涼一さん:そうなんですよね
タテキ:そうすると果たして男女平等って言ってるけど、ここをやらなきゃだめだよねっていうところが絶対に限られてるじゃないですか我々一人、個人の持ってるリソース、それこそお金や時間や活動できる許容範囲と言うか少ししか活動できないこれだけだったら助けられる、という人たちがめちゃめちゃ力を合わせて一番テコが...レバレッジの高い活動が生理の貧困をなくしていこうというところをまさに今説明してくれたよね?
涼一さん:特に大学とかだと、一クラスを休むと一クラス10000円ぐらいかかってるんですけども、休むってことは10000円損してると、授業料を払ってるのに行かない1万円を無駄遣いしていると...その無駄をどうやって防げるかと言うと100円ぐらいの生理用品一個あれば済む問題であれば生理用品が1個あるだけで損をしなくて済むという換算でいくと非常に有効な手段だと思ってます。
タテキ:なるほど。それって男がどれだけ恵まれてるかっていう話。そんな中でね、常にハンデがある女性が普通の生活して普通の教育を受けてもやっぱり格差は広がるよねっていう話で。その背景をまず理解しないと男女平等だとかタテキも言ってますけど、ファイターとしては口で言うより行動して示せっていうところを大事にして普段活動してるんですけど、だから少しでも多くの、全然関心なかった知らない人にはこれだけレバレッジの高い活動だから、是非レッドボックスの活動皆さん応援してくださいっていう話なんですけど、今我々は寄付で活動成り立ってるじゃないですか?
00:28:20 立ち上げから2年「生理問題の認知」
タテキ:どうですか?この2年で寄付の規模というか応援をしてくれる皆さんの動きとか、その辺共有してください。
栞菜さん:そうですね。2年前に2019年に立ち上げたんですけど、当時は今みたいに生理に関するトピックって日本語で検索しても全然なかったんですよね。私達もこのレッドボックスのイギリスの活動を見つけたのはインターネットで見つけたんですけど、英語の記事はあるんですけど日本語になったものが全然なかったりとか、今年の春頃に日本でもデータが実際に出てどれぐらいの学生さんが生理用品にアクセスできなくて困ってるとか、どういうふうに生理の恥ずかしさだったり偏見持ってるかっていうところがデータに出て、その結果、学校を休んでしまってたりとか違う生理用品でない物で代用しているとか、そのような問題とか機会損失に関してというデータが出たのがここ最近なんですけれど、立ち上がったばかりの時はそういうデータが日本語で本当になくて、やっぱり日本って言語の壁すごく大きいなと思っているので、英語ではあるけど日本語にならないと情報だったり認知が全く日本に入ってこない背景があって、やっぱり最初は規模も小さくやっていて東京都内の渋谷区の中学校に寄付させていただいたりしていたんですけれど、その時も講演会をやった時にデータはなかったんですけど、保健の先生だったり保健室の先生にお話し聞いた時はやっぱり生理期間中に実際に学校休んでしまっている生徒がいるという話は聞いていて、その理由もやっぱり分からないっていうところを聞いたりしてそれってやっぱり生理がタブー視されていて恥ずかしさだったりとかっていうのがある上に、やっぱり思春期の女の子なのでどういった理由か、というのは大人にも話しづらかったり、友達にも親にも言えないんじゃないかなって思うところがあって。あっ、こういう部分は顕在化してないんだなというところは、その時に気付いたんですけど、困ってる学生さんとかって日本にもいるんだなっていうところはその時知って、問題が顕在化してなかったので、実際に困ってる人はいるのか?という意見もあったりしてなかなか学校に最初導入するのもちょっとハードルが高かったりもしたんですけれど、コツコツ活動して私たちの推進している生理用品を寄付することによって、すべての学生が安心して学校に通える環境とともに自分の体と向き合うきっかけを作って自分の体を大切にすることから相手の体のことだったり相手を思いやるところを更には地域、環境にまでを思いやれる持続可能な社会っていうところを学生さんに与えられるようにという部分はずっとレッドボックスの核の部分として活動していたのが、ここ2年ぐらいで発信し続けていくと賛同してくれる方も応援してくれる方も徐々に増えていった形で、やっぱりメディアの発信力というのも(影響が)すごくあると思っていて今までニュースだったりとか新聞になるってメディアで発信されることで今まで知らなかった人たちがその問題について知るきっかけになったので、多くの人に知ってもらえる生理を取り巻く問題だったりとか今まで女性が抱えていた問題っていうところが社会にメディアだったりとか色んな団体さんの活動を通して知るきっかけが出来ていったところがここ最近すごく大きくて、レッドボックス2年ぐらい活動していて凄く進歩した。日本でも欧米諸国と同じように少しずつ生理に関しての環境が改善に向かっているってすごく前向きな方向に向かってるなってというところは活動していて感じます。
00:32:06 そもそも男性は知らない「教育ジェネレーションギャップ」
タテキ:そうですか。今の話聞いてるともしかしたら男性教員は...分からないですよ。なんで、この女子生徒が休んでるのだろうかって気付かない人もいそうですよね?
涼一さん:多分30代以降の人、男性は100%気づかないです。
タテキ:100%!!!???
涼一さん:なぜならその教育をそもそも受けてない世代なので、自分から興味をもって勉強しない限りは情報がそもそも入って来づらいという事なので、そこの知識がゼロの状態で...察してあげようって...察するって多分無理だと思います。だからレッドボックスの活動を通じて学生達をサポートするのは当然なんですけど、教育の現場にいる先生達、教頭先生と校長先生50、60代が多いですけど、現場の例えば英語の先生30、40代いらっしゃいます。そういった方々に情報を共有することによって「助かった」とかね「初めて知った」とかそういったコメントを先生からよく聞きますので
栞菜さん:生理用品触った事ない、と言う男性教員の方いましたね
タテキ:マジすか?
涼一さん:結構それが教育の現場ではありますね年頃の女性というのもありますので触れてはいけないトピックだとは思いますけどレットボックスの活動を介してコミュニケーションが先生側もとりやすいというメリットがあるみたいなので、この機を機会に学生たちと会話してみるという機会を与えられてるだけでも、非常に先生達にとって有益なのかなと思ってますね
タテキ:それはタテキも知りませんでした。チームの活動としては○○高校、中学校からレッドボックスの活動を見てレッドボックスを設置したいです、というチームのやり取りを干城はボストンで見てるだけでしたけど、そんな現場のリアルな声は知らなかったので、これちょっとアンバサダー失格ですね。
栞菜さん:やっぱり日本とアメリカとヨーロッパの方で全然違うなと思っててデーターでもあるんですけど、日本も先進国の中でも生理についてオープンに話せるかという水準が凄くアメリカとかと比べて低いんですよね。だから結構アメリカに留学してた友達とかアメリカの高校に行った子とかは結構、生理用品とかについて友達同士でもオープンに話してたよ、という子いたりするんですけど、日本ってアメリカとかと比べるともう少しタブーが強いので、女の子同士でも私も話した記憶ないですし
タテキ:女子同士でも?
栞菜さん:なかったです。もうなんか隠さなきゃいけないものっていうか…今の学生さんにも話してみて聞いたんですけどやっぱり生理の教育って小学生の男女別で日本ってやるので、私の親世代もそうで、私もそうで、私より10才ぐらい下の今の中高生の子達でも一緒なんですけど、別々で女の子だけ教室に入れられて男子生徒は別で生理の話を何かコソコソとされるから隠さなきゃいけないってその時に結構私も思っちゃってたし、今の学生さんを思ってたりするんですよね。女性で生理は解決しなきゃいけないもの個人で解決しなきゃいけないものっていう認識が今まで強かったんですけれど、今は結構このレッドボックスの活動もそうですけど、女性だけの問題にせずに社会全体でサポートしていくべき問題というところにを変えていきたい思いは強いですね。日本は結構すごい生理に関してタブー感が
タテキ:うっすら覚えています。小学校の頃かな?保健の授業で男子は全員別みたいな。
涼一さん:そう
タテキ:そんな感じうっすら(記憶)あるよね?
栞菜さん:今もそんな感じみたいで変わっていないですよね。
タテキ:しかも生物学的にね、女性は特に女性個人にとっては初潮の時期が同じ時期とはいえ、個人差あるから本当に同い年の仲の良い子達と問題を話し合えるかっていうと、それもまたねぇ...何それ知らないという子もいればもう誰にも言えない、となってそれでどんどん閉じこもってしまう...すごい話ですよね。
涼一さん:そうなんですよね。今まで人類史上ねずっとそういう状態だったと思うんですけど、それがここ数年3、4年でかなり劇的な改善を見せてるのでまた今後に期待します!期待できますね!
タテキ:先ほど話に出た知識の差は社会経済状況の論文でも書かれてあって貧困=生理用品が買えないだろう、というお金のイメージに皆さん最初行くんですけど、これは本当に女性自身も知識不足という現実が特に発展途上国の中であって生理の貧困が更にメンタルヘルスにも影響を与えるという...干城が対談で話したリソースはtatekitechmatsuda.com/podcast/jp に掲載しておりますのでShowノートをご参照ください。
00:37:53 本人の目線で考える「ミクロで見る生理問題」
タテキ:それは今話している中で繋がっていくかもという今エピソード聞いてるリスナーの方達もそう思うと思うんですけど、実際そのような問題を抱えている女性に直面したことありますか?生理の貧困で悩んでいる。
栞菜さん:学生と直接ってやっぱりセンスティブな問題なのでないんですけど、1回、東京都の教育委員会の方と都庁でお話しした機会があって、その時都庁の方がこう都内の学校の養護教諭の方にヒヤリングしてくださった時はやっぱり金銭的な問題で本当に購入できなくて、という学生もいれば、やっぱり知識がないので自分で適切なケア方法を知らないっていう学生さんもいたりするんですよね。実際やっぱり一定数(生理用品を)購入できない学生さんはいる、プラス今っていろんな家庭の形があるので、シングルマザーだったり特にシングルファーザーとか、あと親が共働きで家にいないとかいろんな家庭の状況があると思うんですけれど、特にシングルファザーだと男の親に生理について話せないから自分も知識がないし、あとは今中高生ってアルバイトもできない年齢なので、基本的に学生さんは、その時にお小遣いをやりくりする時に「生理用品を買って」と言いづらいとかいろんな家庭の事情も相まって生理用品のアクセスが躊躇っていたりとか(生理用品の)購入にアクセスできないっていう学生さんがいる、というのは実際にお話し聞いていてありましたね。
タテキ:それはめちゃめちゃミクロな話ですけど、とても重要な問題ですよね?いや、思いつかなかったです。諒一君はね、一緒に栞菜さんと活動してるからそういうところまで、みんなが女性問題生理問題なんか活動したいと思った時に視野が広いというか経験があるじゃないですか?干城もそのような活動していきたいって思ってる中で頑張ってましたけど全然思いつきもしませんでした。確かにシングルファーザーとかね。
栞菜さん:そうなんです。実際にデータでもあって生理について相談をしたのって誰ですか(質問に)始めて生理が来た時に6割は母親で、次に多かったのが14、5%ぐらいで学校の先生なんですけれど父親に相談したっていうのが1%以下だったんですよね。私もお父さんに自分の父親に生理について話したこともないし相談したこともない、なかったので特に男性には言いづらいし、それが親だったとしてもやっぱり思春期の学生さんからしたら話しづらいトピックだなっていうのは長年ずっと生理が恥ずかしいものとかタブー視されているっていう風潮がずっと強かったっていうのがあって、なかなか父親には話せないよなっていうのも私自身も思います。
タテキ:凄いなそのデーター、でも納得いくっていうか日本だとそうなんだろうなって思いますよ。だってね、よく聞くじゃないですか?年頃の娘がお父さんの入ったお風呂なんか入りたくない!洗濯機は別にするとかありますけど、でもやっぱり思春期ってホルモンバランスも変わってきますし、特に女性がイライラする時期だし、みんな男性は生理学を勉強した方が社会のためになるんじゃないかって思うんですけど干城は(勉強)してる方だと思うんですがとはいえ、タテキの奥さんとはもう常に問題なしっていうわけじゃないですよ。どうですかお二人は?
涼一さん:うん、一緒に仕事をしてますので寄付活動もしてるから...ある程度なんだろう会話が仕事の話とかこういう活動の話なんで、なんだろう...喧嘩をするタイミングがお腹減った時ぐらいですか?何食べるとか(笑)
タテキ:プライベートでは?
涼一さん:そういう感じにはなるかなと思いますね。
タテキ:よかった... (お二人が)キラキラに見えて残り少ない日本滞在期間中に妻孝行をできればと思ってます。
00:42:25 尾熊夫妻のウェルビーイング「レッドボックスのその先」
タテキ:ということでウェルビーイングにつながるバイオハッキングバイオハックをテーマに干城の黄金の経験は今まで活動してるんですけれど「幸せの形ってこういうことです」それが継続している「ウェルビーイングってこういうものです」と定義できないじゃないですか?自分で叶えたい人生、なりたい自分になって私のウェルビーイングいい感じだってなってても、結局周りに迷惑かける特に日本では人様に迷惑かけない考えがあって海外経験がある我々はどちらかって言うと、いやもう個人主義で自分の人生なんだからって両極端な考えを見て育ってきたと思うんですけど、やっぱり自分のWell-being在り方を達成したらそれに繋がるWell-doing(行動)それは取り巻くコミュニティーだったり社会だったり、そこが健康でみんなの幸せが継続していかなきゃいけないなと思ってるんですけど、お二人はどうですか?この活動を通じて見える未来や涼一君と栞菜さんのウェルビーイング。
涼一さん:そうですね。基本的に日本が抱える問題で少子高齢化ってのは誰もが知ってると思いますけども、そういった時に少ない若者でどれだけの収入だとかアウトプットを出せるかという時にやっぱり知識だとか勉強だとか技術だとかっていうのを高めて行く方が日本(国全体として)はいいのかなと、ちょっと海外に居たから見れる視点だとは思うんですけども、僕も結局すごい優秀な人たちと仕事がしたいですし、今後日本の抱える問題を打破するためにはやっぱり優秀な人間がいっぱいいた方がいいなとは思ってますので、僕個人のウェルビーイングもそうなんだけど、日本全体でウェルビーイングになれたら最終的に個人もウェルビーイングになれるのかなってちょっと大きな視点になるんですけども、そういう観点でとらえてますね。
タテキ:栞菜さんは?
栞菜さん:そうですね。ちょっと個人の狭い視点で言うと活動していて生理に関することだったり生理に限らず今の方学生さんとか私もそうだったんですけれど10代の時に自分の体についてあまりにも知らないというか興味関心がなかったっていうのは結構あったりして生理だけをとらえても、毎月ただ来るものでとりあえずケアすればいいと思っていて、生理痛がひどいとか生理が遅れてるとか何か体調が悪いっていう時とかも結構無理してスポーツしていたりとか、やっぱり知識がなくて生理に個人差があるというところの理解もあまりなかったので、周りからしても強要ではないですけれど別に病気ではないからできるよねっていう形で無理してスポーツをしていた時期もありましたし、それって自分の体って生理でも妊娠・出産とか閉経した後だったり更年期にどんどん続いていく問題だと思うので、若いうちに無視できない問題だと思います。結構すごく大切な事なのにあまり学生さんと話してても自分の会話についてあまり向き合っていないなっていうところを問題だと思っていて、それはやっぱり男性女性一緒だと思うんですけれど、まずは生理用品の私たちはレッドボックスの寄付を通して生理用品が使えるのは当たり前にすることで学校に通いやすい環境の整備という部分はもちろん先ずは自分の身体と向き合うきっかけになる事が将来的にも日本社会にとってもですし、なんだろうな...生産性だけではないと思ってて、必ずしも女性のフェムテックだったりとか生理に関する知識を持ったり、ケア方法を知る事は社会の生産性をあげるって事が目的ではなくて女性自身が自分自身快適にアクティブに自分らしく人生を過ごしていけるっていうところが一番大切な所だと思っているので、それが私のウェルビーイング私が提唱したいことだと思ってます。
タテキ:伝わります!wow
栞菜さん:フェムテック(女性+テクノロジー)って言うと「会社の生産性を上げよう」とか「社会の生産性を上げよう」と捉えがちだったりするんですけれどそうではなくて生産性ではなくて、先ずは女性一人一人の生活の改善だったりとか快適さをどれだけ今まで抱えていた問題だったりとかを改善できるとか、生理一つとってもいろんな側面から捉えてより良い策を追求していく事m女性一人一人がすごしやすい環境になる事を社会全体としてサポートするという意味で生理用品の寄付活動だったり、体のケア方法やフェムテックを推奨しているのかなと思ってます。
タテキ:なるほど。今二人のウェルビーイングが聞けてよかったです。もう対談が終盤に近づいている雰囲気なんですけど、実はバイオハッカーセンタージャパン代表としては、ぜひ生理の貧困を無くす活動をする上でやっぱりテクノロジーとも上手く付き合っていかなきゃいけないという視点も、もちろん二人は持ってると思うので、生理や生理関係に悩んでる女性のための何かバイオハッキングを紹介してくださいってもちろん今から言うんですよ。尋ねます。でも、その前に今まさにおっしゃった通り、生産性だけではなくて背景を共有してくれたので順番的には変に誤解されないように...
00:48:21 今後のフェムテック「女性のバイオハッキング」
タテキ:改めてお聞きしますけど、何かありますか?フェムテック事業も展開してる上でそれこそ生理の貧困を全体論では問題解決を先ずはしないといけないんですけれどもお金に余裕がある方もバリバリキャリアを男どもと争ってキャリアウーマンになりたいという女性を後押しするフェムテックやバイオハッキング何かありますか?
涼一さん:そうですね。フェムテックの産業の特徴で言語が全く関係ないことがあるんですよね。生理は女性であれば世界中の全員訪れる現象なんで、まず言語関係ないってところで日本人だろうが何人だろうが関係なく同じフラットな所から始められるって大きな特徴で、その後に衛生環境っていうのが第二にあって生理は綺麗にしなきゃいけないとか清潔に保たなきゃいけないことが大前提ではありますので、そこの社会環境を世界中のいろんな国を見て世界中を旅してるんですけども、そういった視点で見てくと圧倒的に日本が一番綺麗なんですよね。二位はどこかわかんないとか以下同文ぐらい同じぐらいの感じかな。フランス行ってもそうだしアメリカ行ってもなんか汚いなとか、韓国行ってもまあまあかなとか、トイレの水準が極めて高いのが日本だと思います。
タテキ:もう感動しています実際!3年ぶりに帰って来て。
涼一さん:それぐらい日本のアドバンテージがすごい広範囲にもうだからインフラとして整ってる状態でフェムテック事業、企業がどんどん出て来ると思いますので最初からもう有利な状態で進められるフェムテックっていうのは日本企業が必ず世界で活躍する分野の一つである事は確信できるので、そこでまた様々な生理用品だったり生理の管理のシステムだとかITの技術だったりとか、あとはバイオハッキング的に言うとバイオテクノロジーの領域で正直ここが物凄い発展するかなと思ってるのがDNA検査とかですよね。あとは月経にしかない特徴だとか生殖機能って卵子ですよね。どうやって生まれるのかとかですね。再生の技術細胞の再生とかそういったところのシークレット、たぶん女性の生理を研究してくと発見できるんじゃないかなと
タテキ:なるほど
涼一さん:まだ未知の領域だと思うけど、すでにCRISPRでしたっけ?DNAの分析だとかどんどん精度が上がっていってあとはスーパーコンピューターの能力もどんどん解析のスピードも上がって追いついてきてますので、ここ10年以内に新しい発見が生まれてくるのがバイオテクノロジーだと思うので、その中でも生理だとか女性のバイオリズムを研究することによって発見できる技術に注目して、具体的にこういう技術が発見できたってことは研究機関ではあると思うんですけども、具体的に成功事例みたいなものはないんですけど、必ずそこで何か特異分岐点があると思います。
タテキ:それは感じています。一月に女性は四人いますからね(28日の)サイクルの中で、やっぱりバイオハッキングをしていく上で概日リズム朝起きて夜寝るというリズムを大切にしましょう、と言ってますけど、女性はもう一つinfradian rhythm。circadian rhythm(概日リズム)とは別に28日の周期で存在して、それはいろいろホルモンバランスが変わって4分割できる。今日は何期だとか、卵胞期とか排卵期とか色々ありますけど、その上でホルモンバランスが崩れている中でカロリーの摂取量を上げた方がいいこの時はハードにトレーニングできるよとかいっぱいあって、それこそトレーナーとか健康従事者が知るべきであって、今はウェアラブル流行っていますけど、それを(体内の状況を)見える化できたらどんどん今スマフォで色んなアプリあるし、これは本当に社会にとってもいいと思いますしでもスマフォが普及していない国には未だ難しいかもしれないですけど、そのアドバンテージにアクセスできる人はすればいいですし、とりあえず現状況がより良くなるのなら、どんどん取り敢えずやって下さい!という活動をやっぱりレッドボックスはやっていきたいですよね。
涼一さん:そうですね。フェムテックの市場が整う大前提として「安心」がないといけないかな、とそこの根底の部分を我々が社会に提供できたらいいかなと思っています。その中でフェムテックという分野がその恩恵を一番受ける産業かなと思いますので、我々としても注目している次第ですね。
タテキ:ありがとうございます。じゃあ最後にレッドボックスジャパンを是非サポートしたい個人そして法人、干城のポッドキャストのリスナーの中にいらっしゃると思うんですけど、それはどのようにできますか?
栞菜さん:そうですね。寄付金を受け付けていてレッドボックスジャパンの公式のホームページがありますので、そこからオンラインで寄付していただく事もできますし、ウェブサイトには銀行の口座番号もあるので、そちらから寄付金を受け取り、支援サポートしていただけますあとは(レッドボックスを)設置して欲しいとか日本全国の教育機関、学校だけではなくて児童センターだったりとか寄付していただいてます。あとは支援学校とかですねぜひレッドボックスを設置したいという方はレッドボックスのウェブサイトから同じようにお問い合わせすることもできますし、あとは活動に参加したいという方も是非ご連絡を受け付けています。
タテキ:受け付けております。お待ちしております。
涼一さん:そうですね。特にインターン生の方とかね大学生でこれからフェムテックの産業で活躍したい方達がいれば、正に世界中の最先端のフェムケアだとかですね、生理に関する情報はありますので、それを世界と共有していますので、それをもってこれから活躍していただければ非常に嬉しいかなと思っていますね。
タテキ:ありがとうございます。それではレッドボックスジャパンのウェブサイトやSNS、本日話した内容のリソースは全てSHOWノートに書いてありますので、皆さん是非そちらの方もご参照ください。ということでね。ありがとうございました。お忙しい中
涼一さん:こちらこそわざわざボストンからお越しいただき
タテキ:だから17、8年ぶりにね直接会って凄いな!でも一緒になってここから何かやっいこうぜってまた更に思うよね?アメリカ行く前とか「将来どうしよう」って一緒に渡米前に話していたよね(笑)ということで本日のゲストはレッドボックスジャパン代表、そして本部から尾熊栞菜さん、尾熊涼一くんをお迎えしてお送りしました皆さん、尾熊ご夫妻ありがとうございました
栞菜さん&涼一さん:ありがとうございました。
00:56:37 タテキのまとめ「氷山の一角の下を見る」
タテキ:本日のゲストは尾熊栞菜さんレッドボックスジャパン代表、そして干城の18才の頃からの友人、旦那さんである尾熊涼一くんでした。17、8年ぶりに涼一君と再会して2年前から干城は彼らが立ち上げた時にアンバサダーとしてやってよー、と日本の裏側にいるボストンから微力ながら活動してきましたけど、今回初めて直接お会いして、活動を把握していたとはいえビックリでしたタテキも...現場でしか見えない生理の貧困問題のリアル。一応この番組のテーマはバイオハッカーの為のバイオハッキングこれはウェルビーイングに通じる事テーマにお送りしていますけど、配信者としては、やっぱり生理の辛い時期にこのサプリメントを飲めばとか最新のフェムテック技術を使ったこの商品やら、色々ありますよ生理痛を抑えるデバイスだったり、生理の時に着る下着だったりとかカスタマイズされたの色々ありますよ。でも、そこをGratest&Latestというか最新技術を皆さん知らないんですか?みたいな形で言うのは「お前何様だよ!?」って女性問題を利用してあーだ、こーだって言ってんじゃねーよと思う方いてしょうがないと思います逆に。尾熊ご夫妻の事、皆さん対談を聴いて(活動の)本質をわかっていただけたと思います。干城も改めて微力ながらアンバサダーとして活動していて、このチームに参加できて本当に良かった嬉しいなと心の底から思っています。随分(対談を通じて)勉強させていただきました。もう分かっていたと思っていたんですけどね。そんな中、最近決まった事なんですけどクレディセゾン(*訂正>クレジットカード会社)株式会社ミュゼプラチナム(全国170店舗サロン)多様性、女性の活躍を支援するクレディセゾンのデジタルクレジットカードの取り扱いを開始しました。AMEXです!American Expressね、これを使ってお支払いしますよね?一部がなんとレッドボックスジャパンに寄付されます。これすごくないですか?是非チェックして下さい!あと対談で話した我こそは!サポートしたい個人、法人の方レッドボックスのウェブサイトにいって我々の活動をサポートして下さい。干城のSHOWノートにも載っけておきます。活動始めて2年、知られていない団体ですけど、これからどんどん色んな方を巻き込んで、これは正にバイオハッキング!何故かって?干城が提唱するバイオハッカーセンタージャパンの本質はSystem Thinkingをする人たちの集まりなんですよね。 System Thinking、システム思考をすることによって氷山の一角はこうなんです!フェムテック最新の知ってますか?ってお話しさせていただいた通り(見えてる部分を)知らないんですか?とみんなに言うのではなくて、その一角の海の下に隠れている(見えない)大きい部分、これを想像して色んな方の知見を借りてそれを「見える化」して、どういうアプローチを最初にしたら大きな進歩になるか、一番効率の良いレバレッジの効く方法は何かと考えるのがシステム思考です。その思考を持つ集団が干城が提唱するバイオハッカーセンタージャパン、皆さんのコミュニティー集まりだと思っています。その考えを掲げて普及活動していますポッドキャストの収録をする時に毎回ちょっとした普及活動の途中経過を皆さんと共有していますけれども、バイオハッカーセンタージャパンよく分からないよ?結局何やっているの?と思っている方沢山いると思います。すいません。水面下で色々やっていますけど、もうそろそろ「見える化」しますのでウェブサイトのオープン、そしてバイオハッカーサミットだけではなく日本国内で何をするのかというコラボ企画も含めて、そして何より干城の持っているコンパスと同じ方向を向いている仲間達どんどん巻きこんで黄金の経験、本日も黄金の経験でした。これを皆さんと共有して干城のウェルビーイングを叶えたいと思います。ということでレッドボックスジャパンのオフィスからでした。どうもありがとうオブリガード。
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