Ep4 人生100年時代をブルーゾーンから学ぶ

 
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エピソードの要約

00:00:00 ピンピンコロリ

00:00:58 オープニング 「長寿を左右する70−80%の環境因子を学ぶ」

00:03:08 本日のテーマ「Blue Zone」

00:06:42 地球上に存在する100歳以上の人口が世界で最も多い5つの地域。

00:11:07 海も山も島にも長寿は存在する!?

00:12:20 Power9長寿の秘訣9つのルール

00:19:36 タテキが5つのBlue ZoneとPower9をさらに分析

00:22:16 Blue Zoneはパレオを否定するのか?

00:23:57 栄養代謝の恒常性 栄養応答シグナルmTorとAMPK

00:25:17 Hormesis 少しの毒は体にとって良い&女性ホルモンが長生きにさせてくれる?

00:27:38 結局あなたはBlue Zoneから何を学ぶか?

SHOWノート

Blue Zone of Happiness / Solution by Dan Buettner

Blue Zone of Happiness / Solution by Dan Buettner

Blue Zone Power 9

世界の長寿から学ぶライフスタイルと風習

ビュイトナー氏はチームを組んで、医療研究者、人類学者、人口統計学者、疫学者たちと共にエビデンスベースドの共通した特性9つを5つのブルーゾーンから発見しました。彼らはPOWER9と名付けました。

1. Move Naturally 自然に動く

2. Purpose 人生の目的

3. Down Shift ストレスのない生活

4. 80% Rule 腹八分目医者いらず

5. Plant Slant 植物中心

6. Wine @ 5 5時のワイン(少量のお酒を嗜む)

7. Belong 信仰

8. Loved Ones First 家族が最優先

9. Right Tribe

EP4 「人生100年時代をブルーゾーンから学ぶ」

トランスクリプト

00:00:00

ピンピンコロリ

00:00:58 オープニング 「長寿を左右する70−80%の環境因子を学ぶ」

What's up Teknation!?どうも!タテキです大人の「健康・保健・体育」をEducationとEntertainmentを混ぜた「Edu-tainment」方式で語る、本番組タテキの「黄金の経験」は本日もソロでエピソード4。略してSolo-sode vol4!いつもアメリカのボストンから配信しています。よろしければ高評価、Podcast購読、 Youtubeチャンネル登録よろしくお願いします。皆さんはこの地球上に長寿、長生きの人々が集まる特定の地域をご存知でしょうか?健康で長生きする人が数多く存在する特別な地域ですねブ。ルーゾーンと呼ばれる地域がこの地球上に存在します。感の鋭い人は「日本の沖縄とか?」って思うかもしれませんが、そうです!その通り!日本の沖縄も5つあるうちの1つです。現在のように70歳や80歳まで普通に生きるようになったのは最近のことですが、デンマークの双子研究によると20%〜30%しか遺伝の影響がなくて残りは環境によって寿命の長さに因果関係があるという結果が報告されています。70%〜80%は運動や食事といった環境ライフスタイルなどの要因が人の寿命を左右するという研究結果です。つまり残りの70から80%が様々な要素が混ざり合って理想的に組み合わせて健康寿命が長い、充実した人生を送ってる人たちが存在するということですよね。「へぇ〜〜〜」って、なんかイントロが普通だとタテキもエンジンかかりませんけど笑

とりあえず人生100年時代と呼ばれる昨今ですが、現代社会で生きてく我々にとって健康の定義や充実した人生を見直すきっかけになるようなテーマです。初期の研究をまとめたブルーゾーンの日本語書籍が販売されています。番組で紹介した研究・論文・リソース商品・コンテンツなどは全てSHOWノートにまとめておきます。tatekitechmatsuda.com/podcast/jpに載せておきます。過去の番組・スクリプト・詳しい内容掲載しておきますので、あとyoutubeでご視聴の方は下の概要欄にリンク貼っておきます。そこからよろしくお願いします。

00:03:08 本日のテーマ「Blue Zone」

では早速!本日のテーマ「Blue Zone」タテキはですね・・・アメリカでヘルス&ウェルネス関係のレクチャーなどを頼まれた時、よく「Blue Zone」を冒頭に例に挙げてレクチャーするんですけど、Dan Buettnerさんが書いたBlue Zone of HappinessとSolutionを数年前に読んでから健康に対する考え方が変わりました。Danさんは有名なNational geographicの記者を務めてて、世界の研究者たちとチームを組んで共に5箇所のBlue Zoneを特定しました。書籍には各地で健康的な人たちを調査して9つのルールを発見しました。POWER9って呼ばれるルールは後ほど紹介します。さらにDanさんとチームはBlue Zoneとアメリカを比較しました100歳以上の人口の割合はなんと10倍!心臓病や癌の割合はわずか数%・・・平均寿命は10年以上Blue Zoneの方が長いという最強の国アメリカがボロ負け・・・人口統計学者のMichel Poulain博士とGianni Pes博士がセンサスと呼ばれる国税調査の人口統計を収集していた際に、長寿者が多いイタリアのサルディニア島バルバキア地方にですね、青色マーカーで印したことに由来してブルーゾーンと呼ばれることになったそうです。ブーラン博士とぺス博士が行った研究ではサルディーニャ島の人々から人生の中で趣味や目的を持つことによって、数字的な寿命だけではなく老人コミュニティの中において健康寿命が延びるかもしれないという結論を導き出しました。世界に散らばる5つのBlue Zoneと9つのルール、 Power9を紹介しますけど、ちょっとタテキが9つのルールに付け加えて・・・科学的な視点で、個人的な意見と解説を番組の後半 最後の方に皆さんとシェアしたいと思ってます。このブルーゾーンの研究は基本的にObservational Study、つまり観察研究がベースですなので、臨床実験で証明された内容ではありません。エピソード1でタテキが語るバイオハッキングとBiohacker Center Japanが目指すコミュニティについては既に説明しておりますが、個人、個人、人生の目的は違いますし、やり遂げたいことや各々のライフスタイルが違ってくることはむしろ普通なことですよね?5つのブルーゾーンの特徴があとPower9か、、、9つのルールをこのタテキの番組で知ったからといって、皆さんが「へー、、、でもそれって日本でやるの大変だよね」とか「結局今の生活と180度ライフスタイル変えないといけないじゃん」って落ち込むもしれません。でも考えてみてください?体を駆使する格闘家あとプロレスラーとかよく短命って言われてますよね?そんな短命かもしれない格闘家が長寿の秘訣を語ってるんですよ?もうワンピースのドクタークレハもびっくりですよね。トニー・トニー・チョッパーの先生、、、違うかwあれは若さの秘訣か。とりあえず、ゆるーく聞いてください。所詮エジュテイメントですから(笑)そんな感じでwちなみにタテキはBlue Zoneをディスるつもりもありませんが、100%大賛成!というわけでもありません。統計や論文だけでは分析することができない部分を、後ほどタテキ独自の視点から説明したいと思います。

00:06:42 地球上に存在する100歳以上の人口が世界で最も多い5つの地域

それでは5つのブルーゾーンの特徴です。Danさんと彼のチームは特定地域を発見しました。まず一つ目、イタリアのサルディーニャ島バルバキア地方です。男性Centenarian100歳以上の人口が世界で最も多い地域で、特徴は本土イタリアとは独立した独自の文化を持っているということで、食事は主に地産地消肉・魚は狩猟して野菜は自ら栽培するライフスタイル。食事は植物由来のものが中心で、肉を食べるのは日曜日と特別な日のみだそうです。Danさんのチームが最初に見つけたブルーゾーンで、センテナリアンの人口はアメリカの人口比と比べて10倍というのは冒頭で紹介しましたね。はい、じゃあ続いて2つ目、ギリシャのイカリア島です。エーゲ海に浮かぶ島で、中年の死亡率と認知症になる確率が最も低い地域の一つです。特徴は山間地帯で1日を通して歩行数がとても多い。野菜・果物・オリーブオイルなどに代表される地中海ダイエットですね。利尿作用のあるハーブ類、ローズマリー・セージ・オレガノを多く摂取することによって健康的な血圧を維持していると報告されてます。ミルクは牛乳ではなくヤギのミルクを摂取してます。そして昼寝の習慣や1年に数回程断食するという期間があります。85歳になるとアメリカ人の50%は認知症になるそうですが、イカリア島では10%未満だそうです。どんどん行きましょう!はい、3つ目、コスタリカのニコヤ半島、中年の死亡率が最も低く、世界で2番目に男性センテナリアンの人口が多い地域だそうです。特徴はPlan de Vidaという人生について前向きな考えを持つ文化があって、家族や近所の人たちとの時間を最優先することで、お互いのサポートを日常生活でサポートする土台が確立されています。社交的なネットワークがコミュニティ内で形成され家族中心の生活ですね。食事は普段から抗酸化物質たっぷりのフルーツや、ミネラルが豊富な硬水を飲んでるそうです。日照時間が長いのも特長でビタミンD不足にならないと指摘されてますね。夕食のボリュームは少なく、早い時間に摂取されてるのも特徴です。続いて4つ目、アメリカ・カリフォルニア州ロマリンダ、セブンスデーアドベンチスト教会というキリスト教系宗教の信者がアメリカで、最も多い地域だそうで北米の平均寿命の統計と比べると10年長いのが特徴ですこれも全然アメリカじゃないですよね。週1回の安息日を設けることにより家族・神様・仲間意識・自然などに考えを集中する時間を設けてるそうです。BMI (Body Mass Index)の平均が健康的で日常的に軽度な運動習慣があるのも特徴で、夕飯は節度のある食事量と軽くて早い時間帯に摂取するのも特徴的ですね。植物が多めで間食にナッツを食べる習慣も平均的なアメリカ人のスナックとは異なるそうです。価値観の合う仲間と過ごすことや、お返しをする風習も特徴だそうです。そして5つ目!わが祖国日本の沖縄、70歳以上の女性長寿が世界で1番多い地域だそうです。特徴は生き甲斐という概念を強く抱き、独特な「模合」琉球語で「ムエー」と言うらしいです。ネイティブスピーカーの皆さん、発音良かったですかね??模合というのは相互扶助システムで、恥ずかしながらタテキは、このブルーゾーンの、、、英語ですよ?英語のこの本を読むまで模合という日本語を知りませんでした。沖縄の皆さんはガーデニングを通じて1日の運動量がとても多く、よもぎ・ウコン・生姜といった抗酸化作用、炎症を抑える効果があるハーブを自ら育てて、食事は野菜中心で特に大豆(納豆・味噌・豆腐)などが多いのが特徴です。・・・という世界に存在する5つのブルーゾーンでした。

00:11:07 海も山も島にも長寿は存在する!?

全部の地域で同じような特徴や共通点があるように感じましたが、山に囲まれた地域から海岸・島ということで、地理的な共通点はあまりないですよね?恥ずかしながら模合という日本語はこの本を読むまで本当に知らなくて…モアイ像イースター島だよな⁇みたいな感じで、面白かったのはイカリア島!ではゴートミルク(山羊)がスタンダードになってますよね⁇いわゆる牛乳、牛のミルクはβカゼインタンパクっていうタンパク質がタイプA1でヤギのミルクはA2なんですよ。腸に与える炎症作用がA2の方が低いというデータもあるので、何かここも気になりますよね。お祈りとか昼寝、断食なんかスローなライフスタイルを容易に想像できますよね?長寿を左右する20%30%は遺伝子の影響であると、冒頭に紹介させていただきましたが、残りの70%と80%の秘密を研究する中、医療研究者、人類学者、人口統計学者と免疫学者の皆さんでエビデンスベースド(証拠に基づいた)の共通した9つの特徴を5つのブルーゾーンから発見しました。これらをPower9と名付けて今からその9つのルール紹介します。

00:12:20 Power9長寿の秘訣9つのルール

No1 Move Naturally自然に動くってことですよね。世界の長寿の人たちはなんて言うのかな⁇ハードなマラソンやトライアスロンのレースに参加したりとか、ジムに気合いれて入会して必死に運動することはないということですよ。1日を通して自然な動きをアクティブに常に行われてて、ガーデニングとか家庭菜園などの風習がそういう関係を作り上げているんですよね。(Blue Zoneの人々は)1日に何歩か気になりますよね。どんどん行きましょう!はいNo2「Purpose」人生の目的、沖縄に住む日本人はこれを「生き甲斐」と呼んで、コスタリカ ニコヤ半島に住む人達は「Plan de Vida」と呼んでいます。直訳すると毎朝目覚める理由ですよね。ブルーゾーンの研究ではこのように人生の目的を持ってる人っていうのが健康寿命が7年長くなるっていう結論がここで出てるんですよ!すごくないですか⁇人生において目的を持つだけで7年長生きできるってすごいですよね!?もう明日からにでもデキルことですね。はいNo3!Downshift ストレスのない生活ですよね。ブルーゾーンに住む人達にもストレスは存在するようなんですけど、慢性的な炎症をもたらし多くの生活習慣病の原因となるようなことは人類共通ですよ。ストレスを減らす習慣がここで観察されてます。沖縄の人は毎日ご先祖様へ祈りや感謝を欠かさない、アドベンチスト教会の信者は安息日にお祈りをして、イカリア島のギリシャ人は昼寝をして、サルディニア島のイタリア人は食事やワインを家族と楽しむハッピーアワーを過ごしてる訳ですね。これがストレス解消なのかな⁇ はい、じゃあ次、No4 80%Ruleこれはびっくりしたんすけど「Harahachibu」って米製日本語が市民権を得ています。HARAHACHI−BUローマ字になってるんですけど、「大食いをせずいつも腹八分目でやめておけば健康でいられる」という暴飲暴食を戒めることわざですよね?日本語で沖縄では八分目という考え方が暮らしの隅々まで浸透しているというまとめを出していますね。このブルーゾーンの本では・・・あと面白いのが…すいません、うちのRioちゃんが、、、ピヨピヨね。ちょっとスズメがもう5年前か…Rio(ポルトガル語発音)ちゃんね。元気にちょっと、、、今収録中にピヨピヨ言ってまして、、、すいませんね、今どこまで話したけ?笑 Blue Zoneに腹八分目!腹八分目はブルーゾーンに住む人達、沖縄で特に観察されたんですけど(5つのブルーゾーンで)特徴的なのは夕飯のボリュームが比較的少ないっていうのと、夕飯の時間が比較的に早いということですね。夕飯のボリュームが1日で現代社会に住んでるとボリューム大きくなっちゃうじゃないですか?それがどちらかと言うと少なめだということですねNo5! Plant Slant 植物中心ということですよ。Plantbasedということでここで、指摘してるのは豆類の摂取量が多いってことですね。日本人だったらね大豆を中心にソラ豆・黒豆・レンティス豆(レンズ豆)などが主なタンパク源で、肉は主に豚肉で100g前後の量を平均して5回ほど摂取してるそうです(タテキにとって)少ないけどね。はい、No6! Wine @5 5時に飲むワインですね。ロマリンダに住むアドベンチスト信者以外、ブルーゾーンに住む人々は毎日、適量のお酒を摂取してます。実際適度にお酒を飲む人は全くお酒を飲まない人よりは長生きするというデータがブルーゾーンの中で発見されました。これ皆さんも聞いた事あると思います。ここで言う適量は1日1杯から2杯で、本で推奨されているのはサルディーニャ島の風習であるポリフェノールやタンニンの量が他のブドウより多いガルナッシュという品種の赤ワインを1、2杯、家族や友人と食事を楽しみながら摂取することだと勧めてますね。決して1日1杯から2杯が上限だからって言って、平日我慢して一気に1かける1週間、7日間で7杯から14杯週末にガッツリ飲むっていうのはなしですよ!(注意)前回?前々回にやった寝だめはできませんっていうやつですね。寝溜めもお酒の飲み溜めも禁止です。そしたら次 No7 Belong 信仰ですね。ブルーゾーンで263人のセンテナリアン100歳以上にインタビューしたところ、5人以外全員、つまり258人が信仰に基づくコミュニティに属して、その中で行われる行事や活動に定期的に参加しています。宗教は宗派は問題ではなくて1ヶ月に4回以上は週に1回くらいですかー?コミュニティで奉仕、貢献すると寿命が4年から14年延びるという恐ろしい結果が出たそうです。これ凄いな(笑)久しぶりに本開いたんですけど、数字で見ると改めてびっくりします。次 No8 Loved Ones First 愛する人が一番ということですね。家族が最優先っていうお話ですよ。ブルーゾーンのセンテナリアンは、何よりもまず家族を最優先するというライフスタイルで、家族内の絆がとても強く年老いた両親や祖父母を自身のそばで面倒見るスタイルですね。ブルーゾーンの研究では両親を介護する子供の寿命が延びるという統計結果が出ておりブルーゾーン内でのデーターですね。家族という人生のパートナーに専念する事は3年寿命が長くなるというデータもあり、子供に対して無償の時間と愛を注ぎます。人生のパートナーに対しては責任を持って積極的に関わり子供たちと時間をかけて思い出を構築していくと、そのような環境で育った子供は両親に介護が必要な時より両親の世話をする傾向が見られたということです。心温まるデータですよね。見ててほっこりします。はい、じゃあ次、えーとラストかNo9 Right Tribeですね。Right Tribe…Tribeって英語で部族とかの意味なんですけど、ここでは正しい集団と訳せばいいかな?ブルーゾーンの地域では、より健全で健康的な習慣を後押しする友情溢れる親密な社会的集団と生活を共にする道を選ぶ人たちが多いんですよ。フラミンガムの研究によると、タバコを吸う人・肥満・幸せ・孤独感までもが伝染するというデータがあって、社交的であり、より健康で長寿の集まる集団に属することによって、健康的なヘルシーなライフスタイルの構築につながるということです。Power9…どうでしたか?みなさん?すごいですね。なんかできそうなことあったら是非ご自身のライフスタイルにどうぞ!ということで取り入れてみてください。

00:19:36 タテキが5つのBlue ZoneとPower9をさらに分析

それではここからタテキがちょっと足し算、引き算してタテキ自身の考えを皆さんとシェアしたいと思います。まず5つの地域とも極端にタバコを吸う人の数が少ないですよね。やっぱりタバコはだめですね。火ある?ライター貸して?みたいな会話はノンスモーカーの立場から見ると、なんか羨ましいなーみたいな感じがするんですけど、隣の庭の芝は青く見えると言うか、、、タバコはやっぱダメなんですよね…タテキはニコチン反対ではなくて、知覚パフォーマンスの向上や集中力を高めるためにニコチンガムでタバコを吸わずに摂取すればいいだけで、タテキもニコチンガム摂取する時あります。ちなみにブルーゾーンの中では煙草スパスパで100何歳かのフランス人のおばあちゃんの例が紹介されていたんですけど、Power9でも優先順位があるわけですよ。そのフランス人のおばあちゃんは特に家族との絆を大切にしてたそうです。もしかしたらサーチュイン遺伝子の特別なタイプだったかも?ですけど、タバコをスパスパのおばあちゃんでも、家族との時間を最優先すると長生きに繋がるということですね。要は気持ちの問題なのかちょっとわかんないですけど笑

あとは言うまでもなく加工食品の摂取量が極端に少ないですよね。これは説明する必要ありませんね。はいじゃあ次、食事に関して言えばPlantbased 植物中心の野菜中心生活がゴリ押しされているんですけど、ここちょっと少しツッコませて下さい。食事のデータを見てみると日本の沖縄は特に紅芋などの炭水化物がほとんどと紹介されてるんですが、データはですね戦後間もない時期なので色々不足してると思うんですよ。そもそも沖縄はミミガーとか豚料理が有名ですよね?イタリアのサルディニア島でも豚肉が食べられていて「豚肉が体に良い」と言ってるわけじゃないんですけど、きっと家畜産業の特有の交配が繰り返された畜産用の豚ではなく、古来の品種の豚肉である可能性もありますし、あとイタリアといえばパスタですけど、サルディニア島は本土と違う文化と、最初紹介したじゃないですか?なので食事も違うんですよねがっつりパスタという訳ではないですよ。そして早めの食事時間や日中に一番ボリュームがある食事をするということに関しては、インシュリンセンシティブな時間帯、日中ですね。つまりインスリンが分泌されやすい時間帯に食事をしているので、効率よくエネルギーが吸収されてアクティブなライフスタイルで消費されてるということになります。

00:22:16 Blue Zoneはパレオを否定するのか?

パレオダイエットしてる人にとってちょっと残念なお知らせである、豆の摂取量が多いという話もありますよね?これはブルーゾーンのライフスタイルでは伝統的な方法と科学的にも適切な方法で豆類を調理しています(タテキ個人の意見として)豆をサポートする反面やっぱり豆の摂取しすぎは女性ホルモン、エストロゲン過多になるので(男性として)タテキは50/50な視点です。で、話を戻しますとPlant 植物っていうのはですね、動物と違って走って逃げることはできませんよね??植物が自身を守るためのディフェンスシステムを進化の過程で築き上げてきました。それが数年前に有名になった LectinとかLPS Lipopolysaccharideとかですよね?あとは他にもフェチン酸とかコイドロゲンとか色々ありますよね?反栄養素と呼ばれるものたちですスムージーをゴリ押しする反面、生のほうれん草にはシュウ酸が含まれてるから体良くないって聞いたことないですか?シュウ酸はおしっこの中のタンパク質と結合して尿路結石の原因になったりと、いわゆる反栄養素と呼ばれる植物が自身を守るために進化の過程で作り上げた防御システムが存在します。Plant Paradoxという本がオススメなんですけど、これ英語ですけどDr.Steven Gundryさんが書いた本なんですけど、野菜ばっかり闇雲に食べればいいというわけではないので、そんな中調理法や準備を変えるだけで反栄養素やエストロゲンの数値が落ちるというデータもあります。男性なのにパイパイが膨らんでしまってる方、エストロゲン過多でホルモンバランスが崩れてます。

00:23:57 栄養代謝の恒常性 栄養応答シグナルmTorとAMPK

逆に常にアナボリックな状態を維持して筋肉を大きくさせる肥大させる努力をしてる人たち、タンパク質は常に多め、カロリーは必要な熱量よりも余剰な摂取量を常にしている=インシュリンが常に分泌されて「mTor」Mammalian target of rapamycinというシグナルがあるんですけど、それが常に活性化されてる状態ですね。タンパク質合成を施すんですけど、これとシーソーな関係がAMPK Adenosine Monophosphate-activated Protein Kinase覚える必要ないですw というAMPKという酵素なんですが、その分泌が多くなると乱暴な言い方ですけど、糖質や脂肪が多く消費されて体脂肪もより多く燃焼されるということですよね。つまりミトコンドリアの生合成や能力の向上に繋がるんですよ。出た出た!ミトコンドリアなんか長寿には大切そうな響きだなみたいな、、、アンチエイジングとか長寿 ミトコンドリアってありますね。インシュリンの分泌量が少なかったりタンパク質の過剰摂取がなければStem cell 幹細胞ですね(幹細胞)の活性化や、長寿の遺伝子サーチュインにも良い影響を与えます。

00:25:17 Hormesis 少しの毒は体にとって良い&女性ホルモンが長生きにさせてくれる?

少量のお酒の摂取っていうのはHormesis、ざっくり言うと少しの毒は体にとって良いという考えで。恒常性のHomeostasisとは別なんですけど、バランスを維持しようとする恒常性のシステムと共通するものがあります。まだまだ5つのブルーゾーン全域で観測された断食とか小食とか色々あるんですけども、いっぱい説明できますよね。あとは女性ホルモンかな?やっぱり統計でも、もう皆さんご存知の通り女性の方が野郎達よりも男性よりも「長生き」って皆さん多分知ってると思うんですけど、これエストロゲン女性ホルモンの影響なんですよ。エストロゲンは肌を綺麗にしたり女性らしさを象徴するホルモンなんですけど、男性のテストステロンレベル、男性ホルモンの数値は毎年平均が下がってるってデーターを多分、皆さんどっかで聞いたことあると思います。これは本当に人によってそれぞれです。じゃあ筋トレしまくってタンパク質を多めに取ってる人は短命なのかと言われると、めっちゃくちゃ極端な話するとそうなんですけど、それも話が違ってくるんですよね。別に皆んなが皆んな極端なプロのボディビルダーみたいな生活してるわけじゃないじゃないですか?要はギアチェンジというかどっちに(代謝活動の)期間を設けているか、いないかで、それは個人個人の目的によって違うわけですよね?例えばアスリートだったらシーズン中とシーズンオフって違うわけじゃないですか?年中通してそういう生活が(自分に)合っている割に合ってるって人はそれでいいんですよ。 例えば趣味でスポーツをやってたり運動の代わりに何かしてるってなった時に、例えば冬は寒くてできない、とか例えば真冬の海でサーフィンとかできないじゃないですか?なんかそういうのと一緒で、体の代謝とか食べるものとか我々の生活に影響することを目的を持ってコントロールすることはめちゃくちゃバイオハッカーにとっては大事だよなっていうタテキの個人的な意見です。空腹時間が長かったり小食なことによって、オートファジーって呼ばれる体のジャンクセルですね、使われなくなった細胞のリサイクル機能が活性化されたり、もうブルーゾーンの人達っていうのは知らずのうちに科学的にも証明された長寿のためのライフスタイルが出来上がってるということなんですよね。

00:27:38 結局あなたはBlue Zoneから何を学ぶか?

何を申し上げたいかと言いますと要はあなたの人生はどこを目指すか?ということなんですよ。ブルーゾーンから何を学ぶべきか、今回の番組では健康で長生きする為に世界で最も長生きしてる人々から何を学んで自分の生活環境を健全なものに変えることが必要であるということを紹介しました。現在、薬、医療テクノロジーの発展で世界中の死亡率が低下して寿命が延びてるというデータがある反面、我々の子供世代の平均寿命が短くなると予測している研究者も存在しますし、現代の環境の変化が我々の寿命と健康に反映してることは間違いないですよね。体を動かすことが少なくなって、地球上の3/4の水は遺伝子組み換え用の農薬 Glyphosateですね、で汚染されて、抗生物質を投与された家畜やマイクロプラスチック環境ホルモンが流れた海で捕まえられた魚介類を食べて、SNSで繋がって便利になったと言われる反面、一対一のリアルなコミュニケーションを取らない社会になってしまった現代社会というか現代生活について少し立ち止まって考えてみると世の中には大きな矛盾が存在するなとタテキ個人では思ってます。病的な環境に住んで人生を送ってるかもしれませんよね。タテキがまとめたBlue Zoneに住む人々のシンプルなルールや習慣を自分自身に取り入れれば平均して14年長生きする可能性があるとDanさんと彼のチームはこの本で述べてるんですけど、バイオハッキングを応用する前にブルーゾーンに住む人達の生活様式を学んで、自らの人生の土台を作るのには役に立つのではないのかなと思います。そろそろお時間なのでtatekitechmatsuda.comからサインアウトします。Podcastの購読「いいね」「高評価」そしてyoutubeチャンネル登録是非お願いします。今回はBlue Zone長寿の集まる地域についてでした!ということで皆さん次回会いましょう。どうもありがとうObrigado