野沢温泉:東京サミット後のリカバリー

 

野沢温泉へのチームリトリート

HOLOLIFE Summit Tokyoが無事終了した瞬間、タテキのチームは文字通り「燃え尽きて」いました。

いや、イベント自体は信じられないほど素晴らしく、みんな本気でハードワークして、大成功だったんです。でも、もう全員が放心状態。

数年にわたる計画、土壇場のスポンサー対応、最後の最後での変更、登壇者のスケジュール調整…。タテキ自身、どうやってあのカオスを生き延びたのか、今でもよく分かりません(笑)。

サミット直後、チームのグループチャットで 「野沢温泉に行きます。全員で。2日間」

タテキは一瞬、「え、なぜ野沢?」って思いました。とにかく寝たかった(笑) でも、イベント後のアドレナリンがまだ残ってたんでしょうね、次の瞬間には「最高じゃん!」って心の中で叫んでました。

…とはいえ、タテキにはサミット後処理が残っていて(泣)。 チームは先発隊として野沢へ向かい、タテキは翌日合流することになりました。

東京脱出

翌日、新幹線で長野へ、そこからローカルバスで山を登っていきました。東京から合計3時間くらい。 あの東京の喧騒を離れた瞬間、深呼吸ができている自分を発見。肩から、ふっと肩から力が抜けていきました。

野沢温泉は、長野県の標高約600メートルに位置しています。冬はスキーで有名ですが、秋? これがもう、完璧でした。 空気がキリッとしてて、紅葉が始まってて、そしてあの匂い…分かります?山独特の、クリーンで、ピュアな空気の匂い。空気がうまい

バスが村に着いて、タテキが最初に目にしたもの。 なんか、緑色のドーム型の建物(笑)。

これは「野沢温泉ロッジ」といって、1969年に吉阪隆正さんが建てた歴史的な建物だそうです。ホームのようにくつろげる「隠れ家」的なロッジ、だそうです、そうでした。

天狗寿司:すべてが報われた寿司ナイト

チームと合流して、天狗寿司という店を見つけました。 期待値MAXで階段を登りました。サミット前はケトン体と水素で生き延びていたので、新鮮な寿司に飢えていました(笑)。

カウンターの向こうに立つ大将は、真剣そのもの。でもフレンドリー。 ここはもちのろんで「おまかせ」スタイル。こっちが注文するんじゃない、ただ「信頼」するだけ。 大将はタテキ達を見て頷くと、仕事を始めました。

一口食べた瞬間、全員が理解しました。 特に、あのサミットのカオスと、温泉に浸かった直後の身体に、この寿司は…もう、別次元に連れていかれました。 大将がタテキ達の反応を見て、少しだけ微笑んだのが印象的でした。 そこからは、一貫、また一貫。すべてが完璧。

無数にある温泉スポット

13の公衆浴場

2日間で、村にある13の公衆浴場(外湯)のいくつかを楽しみました。 「男湯」と「女湯」に分かれた、伝統的な木造の建物。

タテキが日本に来たことのない海外の友人によく言うセリフがあるんです。 過去に箱根温泉に連れて行った時に「いいか?今から知らないヤツらと裸になる。そして湯は熱い。マジで熱い。でも、これが日本の1000年の知恵だ。プロセスを信頼しろ(Trust the process)」って(笑)。

タテキが2日目にチームに合流して、温泉にザブンと浸かった瞬間… すべてのプレッシャー、ストレス、カオスな感情が、全部「ふっ」と消えていきました。

温泉は偉大なる平等主義者(Great Equalizer)なんだ、と外人に説明します。 そこにいる誰も、タテキがどれだけ疲れていたかなんて知らないし、タテキも彼らのことを知らない。 CEOだろうが学生だろうが、関係ない。全員が裸、全員が人間、全員が同じ熱い湯と格闘してる(笑)。

サウナ文化が濃いフィンランド人は秒で理解してくれました。 数ヶ月にわたる仕事の緊張が、ミネラル豊富な温泉に溶けていきました。

都会にはないシーン

2日間で、たくさんの小さな発見がありました。

地元の商店では、採れたての山菜が、昔ながらのセルフサービスで売られています。欲しいものを取って、箱にお金を入れるだけ。最近はオーバーツーリズムに苦しんでいると聞きましたが、 ほとんどの国では存在不可能です。日本のトラストシステム万歳

足湯もあちこちにあって、通りを眺めながら足だけ温泉に浸かれる。 先発組は足湯を楽しんだそうです。これなら男女関係なく、観光の合間に小休止できますよね。

水がうまい

ハッピーボーイなテーム

ポスト・ジャパン・シンドローム

東京へ戻る新幹線の中、みんな静かでした。 でも、それは「良い静けさ」。平和な静けさです。

自分でも気づいてなかったけど、私、これがマジで必要でした。

タテキもそうでしたが、チーム全員がそうでした。

今、タテキはボストンに戻って、EUチームとの仕事を再開しています。 仕事がストレスフルになったり、誰かが大変そうな時、野沢の話をすると

「あの温泉を思い出せ!」 するとチームの一人が「日本ウォシュレット、ヤバかったよな!?」

おい、そこかよ?

次の日本サミット後も温泉に行くオフサイトを計画したいです。

 

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