バイオハッカーのクロニクル: アムステルダム 2023
バイオハッカーサミット2023アムステルダム
運河と歴史の街アムステルダムに今年も帰ってきました。今年は思い切って家族を連れてアムステルダムにきました。ボストンで出会ったオランダ人カップルのサポートがなければ実現しませんでした。1ヶ月ちょい前にフランスに連れて行ったので、下調べ?というか初めての外国旅行ではなかったので、心に少しゆとりがありました。そんな余裕をぶっこいてたタテキの荷物がパリに寄り道しています…とアナウンスされたのはアムス入りした直後でした。ハプニングで始まったオランダ滞在です。
サミットの大成功は他の記事にも書きましたが、タテキ妻がVIPディナーで茶道や会場で着付けライブ体験をを行い、日本の伝統やアートをヨーロッパを中心とした世界中から集まったバイオハッカーたちに披露してくれて、誇らしく思いました。サミットに来るのは4年ぶりで、出産、子育てを経て中々来る機会が無かったので、連れてくることができて本当に嬉しかったです。
その中でも、干城の黄金の経験EP18のゲスト尾熊涼一は10代の頃からの友人で、2004年に日本を離れ、2年前の帰国時に再会(その時にポッドキャスト収録)まさか愛妻と生まれたばかりの子供を連れてアムステルダムのサミットに来てくれるとは思いませんでした!
そして、もう一つの予期しなかった出会いは、会場で偶然会ったアリスター・オーフレイムでした。2014年9月のUFC Fight Night 50の同じ対戦カードで、アリスターはメインイベントで試合、この偶然の出会いでタテキのアドレナリンがMAXとなり、当時の記憶を呼び覚ました!9年ぶりですよ。
バイオハッカー・ウィークで活躍を見せたチーム・ジャパンは閉会式でも大活躍でした。
サミットの終わりに思いを馳せて
バイオハッカーサミットの歴史に残る閉会式が、今でもタテキの心に焼き付いています。寧ろ凄すぎて、東京開催の時に、これに匹敵する閉会式を創ることはできるのか?と圧倒されてしまいました。国境を越えた人類の努力と文化のタブローでした。16代目の侍が、刀を手に、精密さと優雅さを兼ね備えたお清めの儀式を行い、ベラルーシとロシア人の科学者がは、ウクライナのシベリアシャーマンによるフルートの幻想的な旋律に合わせて、微小重力の中で水を浮遊させるという、小宇宙を顕微鏡の上で作り出し、その様子がメインモニターで映されました。
驚異的なパフォーマンスを披露する中、各部族のシャーマンたちが、大地に捧げる癒しの歌を唱え、日本人の禅僧が、ハンドパンを奏でながら、サンスクリット語で歌う、という閉会式のパフォーマンスを文章にするだけで、意味がわからなくなってしまいます。会場にいた人達は、物質世界を超越するような雰囲気を感じたことでしょう。
こんな閉会式を見せられたタテキは圧倒されて、心臓がバクバクしていましたが、アムステルダムで過ごした濃い時間と、過去と未来が混ざり合う自分の脳内、仲間意識、そして不屈の探究心、その全てを、東京にぶつけてやろう!という燃えさかる炎に変わった気がしました。
去年の「エゴをハックせよ」から今年は「意識を拡張せよ」というテーマでサミットを開催し、バイオハッカー達の精神世界はこのままどこに到達するのかわからなくなりそうでしたが、我々人間はHuman BeingではなくHuman Becomingであり、肉体を超越したい欲求はありますが、意識だけ遠くに行こうとしても果たしてWell beingに行き着けるかは不明です。日本式とこだわっている時点で国境を越えた先の世界が見えなくなってしまうかもしれませんが、東と西が混ざってから宇宙(そら)に向かっても遅くわないでしょ、と思いながらアムスからボストンに戻ってきました。来年はバイオハッカーサミット10周年記念です。日本の皆さんもぜひご参加ください。
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