ボストン日本協会ガラディナー

 
Gala dinner of the Japan Society of Boston

Gala dinner of the Japan Society of Boston

The Japan Society of Boston

光栄な事に京都−ボストン姉妹都市60周年記念ガラディナーにご招待頂きました。貴重なお話も聞けて本当に素晴らしい経験になりました。在ボストン日本人として誇りに思うと同時に、もっともっと日米間の文化、ライフサイエンスそして経済交流に貢献できたらいいなと思いました。

ボストン日本協会 (Japan Society of Boston)は、日本人とアメリカ人の相互理解を深めるために、文化・経済的繋がりと交流を促進することを使命とする非営利団体です。 1904年に設立された米国初の日本協会は、日本の良さと日米関係の重要性を共有することによって、人、文化、学術機関、ビジネスおよび金融会社の架け橋としての役目を果たしています。

ボストンと京都の姉妹提携の経緯は1957年(昭和32年),京都市長が駐日アメリカ大使を訪問し,ボストンとの姉妹都市提携の希望を伝え,さらにサンディエゴ市で開催された第4回日米市長・商工会議所会頭会議に出席する京都市代表団に,ボストン市長宛の手紙を託しました。1959年(昭和34年),京都市長がボストンを訪問し正式に調印しました。

門川大作市長もご出席くださり、日米の友好と60周年をお祝いいただきました。

Mr. Kadokawa, the Mayor of Kyoto

Mr. Kadokawa, the Mayor of Kyoto

なんと京都祇園 天ぷら圓堂さんがボストンを訪れ、ガラディナーパーティーVIP専用ラウンジにて、八坂圓堂名代の京風天ぷらを提供していました。また門川市長は今回の60周年記念に京都企業と共に訪問し、ライフサイエンスフォーラムを開催、また現地のスタートアップ支援施設「バイオ・ラボ」を視察するなど、経済面での交流も深めたそうです。

高齢化の進行等により「健康寿命の延伸」、「生活の質の向上」に向けた取り組みが加速する中、ライフサイエンス産業の重要性は増し、可能性は広がっています。タテキも日本に貢献できるように日々精進したいと思いました。

伊藤穰一氏によるスピーチ

伊藤穰一氏によるスピーチ

松山 大耕氏 臨済宗 大本山妙心寺 退蔵院 副住職

松山 大耕氏 臨済宗 大本山妙心寺 退蔵院 副住職

 

ボストンは京都市長の門川氏をはじめ、ノーベル賞受賞者と京都大学の特任教授である本庶 佑先生、臨済宗、大本山妙心寺、退蔵院の副住職である松山 大耕氏など京都を代表する著名人を迎え入れました。60周年記念のメインスポンサーでもある伊藤穰一氏も京都出身で、日米間の友情を祝うためオープニングスピーチでガラディナーが始まりました。

友好60周年を記念して、ボストンでは多くの特別イベントが開催されています。ジャパンフェスティバルは、今週末4月27〜28日にフードブース、ワークショップ、ステージパフォーマンスなどがボストンコモンで開催されます。本物の日本文化を紹介し、伝統を次世代に引き継ぐことを目的としているお祭りイベントです。 CIC ArtWeek:Global Arts、Eats&Beatsに日本Editionが5月3日に開催され、アート、料理、音楽を通じて日本の文化的伝統のルーツを紹介する予定です。

タテキ妻は着付け講師として活動する以外に、茶道をボストンで学んでいます。茶道を学ぶ博物館「ボストン・チルドレンズ・ミュージアム」は触って学べる「ハンズオン」をテーマにした博物館です。日本文化のコーナーでは、築100年以上の京都の町家がそのまま展示されています。京都の町家は1950年以前に建てられた、職住一体型の伝統的な木造住宅です。かつてこの町家は京都の西陣にあり、人が実際に暮らしていましたが、1979年に「姉妹都市20周年記念」として京都からボストンに贈られました。その町屋で茶道の稽古に励んでいます。

ボストンと京都の友情の歴史は長くて深く、自分の国とボストンとの友情をとても誇りに思っています。

立派なガラディナーでしたがドレスコードはカジュアルでした

立派なガラディナーでしたがドレスコードはカジュアルでした

改めまして、京都市とボストンの姉妹都市60周年おめでとうございます。60年といえば還暦なので、新たな始まり、生まれ変わり明るい未来と可能性を思い描いて進む年ですね。そんな素晴らしい記念を共に祝えて光栄でした。京都市、ボストン、おめでとう!