南仏でタテキッチン

 

前回のテックトーク

こんばんWhat’s up、といつも始まるTEK TALKSですが、フランス帰りだから「ボンソワ!」って言いたい、欧米かぶれのタテキです(笑)。いやぁ、もうフランスに帰りたくてしょうがない。

今回は出張の目的、サミットを終えた後の、フランスのグルメというか、タテキがニースで腕を振るった「タテキッチン」のお話をしたいと思います。


なぜヨーロッパ旅行で「Airbnb×自炊」なのか??

今回のニース滑在では、あえてホテルではなくAirbnbを選びました。子連れだとレストランで軽く済ませるのは難しく、キッチンと洗濯機付きは必須条件。そして何より、シーフードをはじめとする現地食材のクオリティと価格がボストンとは桁違いだったというのも大きな理由です。

ローカルのマーケットや普通のスーパーでも、シーフードのクオリティが桁違いなんです。魚の身の光り具合を見ただけで「あ、これ今朝獲れたやつだ」って分かるレベル。

日本から南仏に旅行する方は、弾丸スケジュールで「ニース風サラダ」を食べて終わるパターンも多いと思いますが、ニースの食材のポテンシャルはそれだけではありません。 9日間の滞在(うち宿泊は7〜8泊)で、3日間ほどタテキッチンをオープンしたので、その記録をシェアします。ヨーロッパ旅行の新しい楽しみ方のヒントになれば嬉しいです。

Day1:地中海の恵み、水ダコと手作りラビオリ

初日は旧市街でお土産と食材を調達。タプナードやオリーブオイル、レモン、塩というシンプルな素材だけで、水ダコのセビーチ、カジキのソテー、そして老舗「Maison Barale」の手作りラビオリという豪華なテーブルになりました。

ニースは「タプナード(オリーブのペースト)」やオリーブオイルがすごく有名。そこに地中海のレモンと塩を合わせれば、それだけで無敵です。

水ダコのセビーチェ風:新鮮な水ダコを塩もみして茹で、オリーブオイルで和えました。

カジキステーキ:シンプルにソテー。

サバ:「酢で締めたらしめ鯖になるんじゃないか?」ってくらい新鮮でした。

「マイソン・バラーレ(Maison Barale)」という老舗で買った手作りのラビオリ

そしてメインは、「マイソン・バラーレ(Maison Barale)」という老舗で買った手作りのラビオリ。 ほうれん草が練り込まれた生地にリコッタチーズとレモンが入ったものや、牛肉が入ったもの。バイオハッカーとしては「グルテンフリーはどうした!」って話ですが(笑)、郷に入っては郷に従えです。

ちなみにフランス人曰く、「ニースは元々イタリアだったんだけど、うちらが奪ったんだ」とのこと。そんなカジュアルに言われても……と思いますが、だからこそピザやパスタの質が異常に高いんです。

Day2:スーパーで出会ったホロホロ鳥の丸焼き

日曜日も開いていた大型スーパーで見つけたのはホロホロ鳥(Pintade)。バターとレモン、ハーブでオーブンローストにし、マッシュルームのソテーと胝付きホタテのバター焼きも添えて、自宅だからこそできる骨までしゃぶるスタイルを子供たちも一緒に楽しみました。

2日目は日曜日。お店が閉まるかと思いきや、大きなスーパーがオープンしていました。 そこで見つけたのがホロホロ鳥(Pintade)。フランス語が読めないのでGoogle翻訳の画像検索で判明しました。

ホロホロ鳥(Pintade)

チキンよりも身が締まっていて、旨みが強い鳥です。これをオーブンで丸焼きに! バター、レモン、ハーブでシンプルに味付けし、大量のマッシュルームを付け合わせにしました。

レストランで食べるのもいいですが、自宅で丸焼きを食べるならマナーを気にせず、骨までしゃぶって食べられるのが最高です。子供たちも前日のラビオリの残りと一緒に大満足。 さらに、肝付きの新鮮なホタテもバター焼きに。ボストンだと剥き身で高く売られていますが、ニースでは3分の1くらいの値段で買えました。

Day3:グラスフェッド牛のステーキと仕仲ぐらしきオニオンスープ

最終日は一見して「完全グラスフェッド」とわかるリブアイステーキをメインに、前日のホロホロ鳥の骨で取った出汁を使ったフレンチオニオンスープを合わせました。ボルドーの赤ワインとともに、タテキッチンを締めくくる完璧なディナーになりました。

リブアイと聞くと脂がくどそうに思えますが、フランスの牛肉は赤身が美味しく、シニア世代でもペロリといけるはずです(その分、火加減は難しいですが)。これもボストンの3分の1の価格!

そして、前日のホロホロ鳥の骨で取った出汁を使って、フレンチオニオンスープを作りました。ひたすら飴色になるまで玉ねぎを炒め、極上の出汁を加えたスープは絶品。 ステーキに合わせて、ミドルレンジの定番ボルドーワインをチョイスし、完璧なディナーになりました。

日本人の精神で、現地の素材を楽しむ

ホテルよりもAirbnbで現地の生活を真似る、そして「エゴを出さず」現地の塩やオリーブオイル、レモンとハーブだけで素材の味を引き出す。そんな「日本人の精神」で調理すると、その土地の本当の美味しさに出会える。1回しかもしくは2回の旅行だからこそ、試してほしいスタイルです。

「外食費を浮かすため」という実用的な側面もありましたが、結果的に肉とシーフードを毎晩食べる「サーフ&ターフ」状態になり、エンゲル係数は高めになってしまいました(笑)。 でも、本当に良かったです。


これからヨーロッパへ行く予定がある方は、ぜひ「現地の食材で自炊」を試してみてください。

ということで、タテキッチンをして美味しかったというお話でした

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